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いかにアメリカが多くの移民を受け入れまくってきたかが見るだけでわかる世界地図「Two Centuries of US Immigration Visualized」


アメリカは移民の受け入れを積極的に行い、今では人種のるつぼと言われるほど多様な民族国家を築いています。そのアメリカへの移民がいつ、どこから、どれくらい移住してきたのかを動きで説明する世界地図「Two Centuries of US Immigration Visualized」が公開されており、年代によって移り変わる移民の数や国籍など興味深いデータを簡単に理解できるようになっています。

Two Centuries of US Immigration Visualized
http://metrocosm.com/us-immigration-history-map.html

実際に「Two Centuries of US Immigration Visualized」を見ると、こんな感じで移民の移り変わりがわかるというのは以下のムービーから確認可能です。

いかにアメリカが多くの移民受け入れまくってきたかが見るだけでわかる世界地図「Two Centuries of US Immigration Visualized」 - YouTube


Two Centuries of US Immigration VisualizedのURLを開くと、世界地図が表示されて移民の動きはカラフルなボールで示されます。ボールの動きを見ていると、例えば、1820年代はイギリスとアイルランドからの移民が多いことがわかります。また、画面左下には移民の合計数と移民の国籍トップ3が表示されており、1820年代は1位がアイルランド、2位がイギリス、3位がフランスとなっています。


1830年代になると、イギリス・アイルランド・フランスに続いてドイツからの移民が増えてきました。


1850年代までいくと、西ヨーロッパからの移民の数が増え、さらにカナダからの移民が少しずつ増えているのがわかります。1940年代にアイルランドで起こったジャガイモ飢饉の影響で、貧困から逃れるべくアイルランドからの移民が一気に増えたとのこと。


1870年代は、カナダからの移民が増えただけでなく、北欧やロシア、中国といった国々からの移民がチラホラと出てきましたが、移民の国籍トップ3はドイツ・イギリス・アイルランドの順番になっています。


1890年代になると、ロシアやイタリアからの移民が急増し、移民の国籍トップ3でもイタリアが1位に躍り出ました。


1900年代には、東ヨーロッパの多くの人が仕事を求めてアメリカに移住を開始。これで西ヨーロッパだけでなく東ヨーロッパからも移民がアメリカにくることになりました。また、カナダからの移民が再び復活し、日本からの移民が少しずつ増えているのもポイントです。


1920年代にはメキシコからの移民が増加し、移民の国籍トップ3はカナダ・イタリア・メキシコという過去のトップ3から大きく様変わりしました。これには、移民を排斥すべく1924年に定められた排日移民法の影響による、ヨーロッパからの大量移民が少なくなったからだと考えられます。


第二次世界大戦が終焉を迎えた1940年代は、アメリカへの移民の数が激減し、移民のほとんどはカナダとヨーロッパから来ているといった状況です。


しかし、1960年代に向かうに連れて移民の数はドンドンと増え、南米のコロンビアやアルゼンチンといった国々からの移民が増加。


1970年代になると、インドやベトナムからの移民が増え始めます。ベトナム戦争が1975年に終結した後、ベトナムからアメリカに移住する人が一気に増えたとのこと。


1990年代は、カナダやメキシコ、ヨーロッパ諸国に加えて、南米やアフリカ、アジアからの移民が活発化。


2000年代にはさらなる移民の多様化が進み、地図をパッと見ると、世界中のほとんどの国から移民がアメリカにきているのではと思うほどです。

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in レビュー,   ウェブアプリ,   動画, Posted by darkhorse_log

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