中国料理のレストランの店名を全て分析してわかったこととは?

by Kai Chan Vong

アメリカ国内には、マクドナルド、バーガーキング、ケンタッキーフライドチキン、ウェンディーズの4つのファストフードショップを足した数よりも多い、約5万軒ものチャイニーズレストランが存在しているそうです。「チャイニーズレストランの料理の味だけでなく、レストランの店名がアメリカ人を魅了している」として、店名の法則性をThe Washington Postが分析しています。

We analyzed the names of almost every Chinese restaurant in America. This is what we learned - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/news/wonk/wp/2016/04/08/we-analyzed-the-names-of-almost-every-chinese-restaurant-in-america-this-is-what-we-learned/


アメリカ国内のチャイニーズレストランの歴史について記した「The Fortune Cookie Chronicles」の著者・Jennifer 8. Lee氏によれば、アメリカ人がチャイニーズレストランを好む理由は、「店内で提供される料理だけでなく、レストランの店名にも理由がある」とのこと。例えば「Golden Dragon Buffet(金龍バイキング)」というような名前のレストランは、チャイニーズレストランであることを簡単に特定することができます。Lee氏は、「レストランの店名の法則は、チャイニーズレストラン特有のものではなく、あらゆるジャンルのレストランにおいて一定の語句が使われている」と指摘します。

そこでLee氏は、チャイニーズレストランの店名の傾向を探るべく、Yelpを使ってアメリカ国内の約4万軒のチャイニーズレストランの店名を調べ上げました。店名に最も多く使われている単語トップ100を表したのが以下のもの。最もよく使われている単語はストレートに「Restaurant(レストラン)」だったそうです。他にもレストランを示す単語として「Garden」「House」「Kitchen」といった言葉も使われているそうです。


「China」「Chinese」は、全体の3分の1にあたる約1万5000軒のチャイニーズレストランの店名に使われていることが判明。次いで「Express(配達)」が約3000軒、「Panda(パンダ)」が2495軒だったのですが、これは「Panda Express」というチャイニーズレストランのチェーン店が1500軒存在するためだとLee氏は分析しています。

「New(新しい)」が約1500軒のチャイニーズレストランで使われている一方、「Old(古い)」を含む店名はわずか31軒にとどまっているそうです。色を表す単語について見てみると、「Golden(金)」が1238軒と1位。動物の名前は、「Dragon(龍)」を含む店名が「Panda」よりも多いことが判明しています。

アメリカ国内のチャイニーズレストランがどの地域に集中しているのかを、州ごとに表した地図が以下のもの。国内のいたるところにチャイニーズレストランが存在していて、店舗数は州の人口とほぼ比例することが明らかになっています。


また、人口100万人あたりのチャイニーズレストランの店舗数は以下の通り。ネバダ州、サンフランシスコ湾岸地域、アラスカ、ハワイなどは、人口に対してチャイニーズレストランが他の地域よりも多いという結果が出ています。

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in , Posted by darkhorse_log

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