取材

「女の子がダンスで世界を救う」という青春ダンスアニメ「ポッピンQ」公式説明会&トークショーレポート


東映アニメーションによるオリジナル劇場アニメ「ポッピンQ」は、2016年冬の劇場公開を控え、マチ★アソビ vol.16で声優&プロデューサーが登場して、設定資料やマチ★アソビ限定ムービーなどを初公開するステージ&トークショーを開催しました。

マチ★アソビ オリジナルアニメーション映画『ポッピンQ』
http://www.machiasobi.com/events/popinq.html

『ポッピンQ』 in マチ★アソビvol.16情報 劇場アニメ「ポッピンQ」 | 公式サイト
http://www.popin-q.com/news_18.html

「ポッピンQ」公開説明会は、マチ★アソビvol.16最終日の午前に新町橋東公園で行われました。ポコン役の田上真里奈さん、ルチア役の石原夏織さん、ダレン役の本渡楓さん、プロデューサーの金丸裕さんが登壇。司会はラジオ構成作家のちゃんこさんです。


東映アニメーション創立60年目の節目の年に公開されるオリジナルアニメーション。監督は宮原直樹さん、キャラクター原案は黒星紅白さんが担当します。「ポッピンQ」はどんなアニメなのか?という質問に、田上さんは「踊ります」、石原さんは「暑いです」、本渡さんは「壁を乗り越えます」とそれぞれ回答。5人の女の子がメインとなりダンスで世界を救うというストーリーで、3人が演じる「ポッピン族」はダンスを踊ることで生きている生命体。ポッピン族は女の子と対になるキャラで、心が繋がっているので女の子の気持ちがわかるそうです。


主人公の小湊伊純は、陸上部に所属していて、明るく負けず嫌いなタイプ。伊純の対となるキャラクター・ポコンを演じる田上さんは「オレの伊純!」と愛をぶちまけていました。


このほか、クールな日岡蒼、ドジっ娘の友立小夏、武道の家柄ながら大人しい大道あさひ、不器用で繊細な都久井沙紀の、合計5名が登場します。伊純たち5人が踊るダンスは、以下のムービーから見ることができます。

file(N): project PQ 『ポッピンQ』ダンスアニメーションPV① - YouTube


田上さん・石原さん・本渡さんがキャストを務めるポッピン族は、丸っこいフォルムがキュートなキャラクターたちです。


ここでポッピン族がダンスを踊る映像が流されました。ポッピン族の動きひとつひとつに、キャラクターの個性が出ているところがポイントとのことで、短い手足で一生懸命踊る様子が非常に愛らしい感じ。ダンス中の効果音はポッピンたちが発している音だそうです。


ダンスムービーには伊純も登場。ストーリーの中で女の子たちとポッピン族がどのように絡むのかは、続報をお楽しみにとのこと。ダンスは以下のムービーから見ることができます。

file(N): project PQ 『ポッピンQ』 おどってみよう!お手本ダンスアニメーション - YouTube


続いては3人が演じるポッピン族についての質問。ポコンはどんなキャラ?と聞かれた田上さんは、ポコンたちはとてもかわいいマスコット的な見た目ですが、その中でもポコンはしっかり者でリーダー的存在とのこと。ポッピン族を引っ張っていくキャラクターなので、田上さんもそんな存在になりたいと語りました。


石原さんは、ルチアは見た目からも分かるように、シャツに蝶ネクタイにシュシュなど、女の子らしいキャラクターとコメント。ルチアの対となる蒼はクールな性格で、ルチアも同じように知的な感じだそうです。ポコンは熱血リーダーの一方、ルチアは後ろから支えるような役回りとのこと。石原さん自身はふわっとしているタイプなので、それは出さないようにしながら役に挑んでいるそうです。

ダレンは男の子ながら、かわいく癒し系のキャラクターとのこと。本渡さんによれば性格はのんびりマイペースで、他のキャラクターに甘えるところがあるそうです。耳が垂れていて、ダンス中に揺れるのが邪魔になってアワアワすることもあるとか。その他、タドナはとてもチャーミングで女の子らしいキャラクター、ルビイは男の子だけどオカン気質な子と、個性豊かなポッピン族の面々となっています。


「ポッピンQ」に登場する女の子5人・ポッピン族5匹のキャラクター名刺が全部で10枚用意されていて、マチ★アソビの会場ではトークショーや物販ブースなどで4種類をゲット可能。金丸プロデューサーは、今後も名刺をプレゼントできるようなイベントを企画したいと話していました。


劇場公開が2016年冬とのことで、アフレコはまだ始まっていないそうですが、オリジナルアニメということで物語を理解するため、このご時世では珍しくスタッフ全員で1日かけて本読みを行ったそうです。本読みはキャストだけでなく他のスタッフも交えて行うことで、キャラクターのイメージがどんどん変わっていき、コミュニケーションを取りながら物語の中身を理解できる場があってよかったと金丸プロデューサーは語っていました。

また、「ポッピンQ」とサンリオとのコラボレーションが決定していて、今後の予定としては5月7日(土)にピューロランドでイベントを行うとのこと。金丸プロデューサーは、現時点で出せる情報はまだ少ないが、期待して待ってくださいと話し、公開説明会は終了。


そして午後からは、「ポッピンQ」キャスト&プロデューサーによるスペシャルトークショーが開かれました。会場となったufotable CINEMAには、メインキャストのサイン入りポスターが飾られていました。


出演者は公式説明会と同じく、田上さん、石原さん、本渡さん、金丸プロデューサー、ちゃんこさんの5名。「午前中の公開説明会に参加した人は?」と尋ねると、お客さんのほぼ全員が参加していたため、トークショー序盤には公開説明会の内容を踏まえたフリートークが行われました。


続いては、「AnimeJapan 2016」の会場でも公開された本編映像の一部が、スクリーンで上映されました。田上さんは、映像は何回も見たことがあるものの、映画館の大きなスクリーンで見るとワクワクするとコメント。石原さんは、海に向かって伊純が走るシーンが特に好きで、本渡さんはこれから壮大な物語がスタートしていく「始まり」の感じが好きだと語っていました。

映像では伊純が高知の土佐弁を話している場面があったのですが、これは伊純役の瀬戸麻沙美さんがアフレコに先駆けてムービーの部分だけ収録したものだそうです。金丸プロデューサーによれば、瀬戸さんは土佐弁を話すのは初めてで、土佐弁の練習・研究をかなり積んだそうです。また、他の4人のキャラクターは関東出身であることも明かされ、5人がどのように交わるのかがストーリーの見どころとなりそう。

次に、公開説明会で流されたポッピン族たちのダンスムービーが再び登場。田上さんは、自身が演じるポコンが可愛すぎて、子どもの運動会を見に行ってニヤニヤしている親の気持ちになるそうで、特に最後のドヤ顔が好きとのこと。石原さんは、自身も歌ったり踊ったりするのが好きで、ポッピン族は手足が短いのにダンスの再現度がすごいと語りました。本渡さんは、ポッピン族のダンスが表情や手足の動きがそれぞれのキャラクターによって違うので、注目して見ると「推しポッピン」が生まれるのではと話していました。


さらに、ポッピン族たちが見事なフォーメーションで踊る映像が会場限定で初公開されました。金丸プロデューサーによれば、ポッピン族の骨格は人間の骨格ではなく個性があるため、当初はアニメーションにできるか不安だったそうです。最初は小さい子どもたちも踊れるような簡単なダンスを作り、次第に東映アニメーションの技術を入れ込んでいき、「ストリート系の振り付けでも踊れるのかな?」とチャレンジしていったとのこと。ポッピン族はダンスの達人で、ダンスが好きでたまらないキャラクターなので、いろんなジャンルのダンスを踊らせていきたいと金丸プロデューサーは話していました。

続いてマチ★アソビのために作られたというポッピン族の映像を使って、ポッピン族が何を言っているのかを考える大喜利コーナー、キャストの3人がポッピン族のように金丸プロデューサーの思考を読み取るトークが繰り広げられました。金丸プロデューサーの思考を読み取るお題では、3人が頭に手を当てて「ポッピンポッピン……」と唱えながら考えを巡らせる場面も。


最後に、現段階では発表できる情報が少なく、2016年冬の劇場公開に向けて新しいキャラの側面を見てもらえるようにイベントをやっていきたいという金丸プロデューサーの話があり、トークショーは終了。


トークショー後は、ボードウォークの音泉ブースにて、田上真里奈さんによるポストカードお渡し会が開かれ、キャラクター原案担当の黒星紅白さんサイン入り「伊純ちゃんポストカード」が配布されました。

【マチ★アソビvol.16情報】
「伊純のポッピンQレモネード」をご注文の方には「黒星紅白先生サイン入り伊純ポストカード」をプレゼント!先着で5月5日のポコン役 田上真里奈さんによるお渡し会への参加券も!#machiasobi pic.twitter.com/W74UxnZfau

— 【公式】ポッピンQ (@POPIN_Q_staff)


マチ★アソビ期間中は、ボードウォークの音泉ブースでポッピンQコラボドリンク「伊純のポッピンQレモネード」が販売されていました。


実物はこんな感じ。ピンク色の鮮やかなシロップと爽やかなサイダーを合わせ、すだちのスライスをトッピング。


また、音泉ブースでコラボメニューを注文するとゲットできる缶バッジの中に、ポッピンQデザインの缶バッチも用意されていました。

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in 取材,   動画,   アニメ, Posted by darkhorse_log

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