ハードウェア

Appleが磁気充電ケーブルを重ねて一度に複数の端末を充電できる新たな充電ドックの特許を取得


iPad Proは、従来のiPadシリーズの機能に加えて本体側面に「Smart Connector」という端子を搭載していて、Smart Keyboardをパチッと取り付けるだけでデータと電力の両方をやりとり可能になっています。このSmart Connectorの技術を活用して、新たな充電技術の特許をAppleが取得したことが判明しました。

United States Patent: 9300083
http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO2&Sect2=HITOFF&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsearch-adv.htm&r=1356&f=G&l=50&d=PTXT&s1=(1%2F1.CCLS.+AND+20160329.PD.)&p=28

Apple patent for stackable Smart Connector plugs improves iPad versatility
http://appleinsider.com/articles/16/03/29/apple-patent-for-stackable-smart-connector-plugs-greatly-improves-ipad-versatility

複数の充電端子を重ねて一度に充電できる技術は、Appleが2014年9月に特許を申請していたもので、2015年3月29日にアメリカ特許商標庁が受理しています。


3つの充電端子を重ねて充電アダプタに接続し、複数の端末をまとめて充電できる仕組みになっています。


充電端子には、磁気を使った丸い接点が2個ついていて、iPad Proに搭載されている「Smart Connector」と同じ技術を使っていると見られています。


端子の片面にのみ接点がついているタイプと、裏表両面に充電用の接点がついているタイプの2種類がある模様。両面に接点がついている充電端子は、一見するとLightningケーブルによく似ています。


充電端子を重ねているところを横から見ると以下のようになります。


また、Apple Watchの磁気充電器と同じような丸い形状の充電端子もあり、Smart Connectorと同種の丸型接点を3個搭載しています。


Appleによれば、この技術が実用化できれば、端末の充電だけでなく、iPad Proのようにキーボードを接続したり、外部記憶メモリを接続することも可能になる見込みとのことです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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