忙しい現代人の栄養補給にピッタリかもしれない世界最小の腕時計型お弁当「BENTO WATCH」


「毎日仕事に追われて、ゆっくり食事を取る時間がない」という現代人のために作られた、栄養がギュッと詰まって彩りも豊かな超小型お弁当が「BENTO WATCH」です。直径3cmの腕時計型弁当を、容器から具材まで全て手作りで制作する様子を収めたムービーがYouTube上で公開されていて、必見のクオリティとなっています。

BENTO WATCH - YouTube


「日本のビジネスマンは忙しい。」


おにぎりを頬張りながら早足で仕事先に向かうサラリーマン。


「ランチをとる暇もなく働き、」


「栄養が偏りがちだ。」と、仕事の合間に急いで食事を取らざるを得ない現代人の様子が映し出されます。


「そんな彼らのために。」


「BENTO WATCH」


背後で何かがキランと輝きます。


BENTO WATCHの制作は、弁当箱となる腕時計作りから始まります。


腕時計のデザインをスケッチ中。


PCでモデリング。


さらに手書きで精密なスケッチを行います。


文字盤部分の直径はわずか3cmと、弁当箱としては超極小サイズです。


時計作りに挑むのは、アンティーク時計の修理・販売を手がけるトライフルの店主・寺山和弘さん。


寺山さんの工房にはさまざまな時計が所狭しと並んでいます。


作業用の拡大鏡をメガネにセット。


小さな歯車を配置していきます。


部品を削り出し……


完成した小さなネジをピンセットでつまみます。


時計の穴にピッタリとはめ込みます。


時計の組み上がりをチェック。


ヤスリで部品を磨き上げています。


先端が鋭利な細長い部品は、一体腕時計のどこに使われるのか……?


場面が変わって、手術室のような雰囲気の部屋。


手術器具を置く台に、野菜が並べられています。


ゴム手袋をはめて、メスで野菜をカット。


ピーマンを細い千切りにしていきます。


野菜のカットを担当するのは、美容外科医の秦真治さん。


使用している器具は包丁ではなく、メスとピンセットです。


ピンセットで野菜を押さえながら、メスで細く切っていく作業。


真剣な目つきです。


カットした野菜は……


お皿に並べて、次の工程へ。


爪よりも小さいミニサイズのニンジンの飾り切りが行われます。


野菜の飾り切りと調理の担当は、中華料理人の古作哲也さん。


おたまに油を入れて、野菜を素揚げ。


味つけも行います。


先ほど細くカットされたピーマンを、おたまの上で炒めているところ。


卵焼きも、手で触るとつぶれてしまいそうなほど極小サイズ。


ピンセットでつまんでお皿に置いていきます。


中華鍋もミニサイズ。


食材が小さすぎるため、調理には虫眼鏡を使っています。


お弁当の盛り付けは、零戦ダンボーなどを手がける、ジオラマ作家の荒木智さんが担当。


完成した腕時計型お弁当箱を消毒。


ピンセットで食材をつまんで……


時計の中に配置。


つまようじも駆使して、食材を慎重に並べていきます。


ホウレンソウは葉と茎を分けて使用。


ご飯もあります。


最後に、時計の針をセット。


フタを閉めれば……


「BENTO WATCH」の完成。


おかずは、揚げ団子とトマトの甘酢タレ、ホウレンソウと油揚げのおひたし、ハムとピーマンの炒め物、ニンジンとカラシナの煮物、玉子焼き、昆布の佃煮と、種類も彩りもバッチリ。


腕時計にお弁当のおかずが詰まっている様子は何ともシュールな雰囲気。


梅干しと黒ごま入りのご飯は、容器の4分の1ほどを占めています。


パカッとフタを開けば、いつでもどこでもお弁当を食べることができるというわけ。


「驚異的な栄養を誇る、世界最小のお弁当」


「BENTO WATCH」


「この小ささを実現させたのは、従来の数倍以上の栄養を含む新しい野菜」


BENTO WATCHのおかずには、機能性成分を多く含んで食味にも優れた「ファイトリッチ」シリーズの野菜が使われているとのこと。


場面が変わって、エスカレーターに乗っている男性が、腕時計で時間を確認。


……ではなく、腕時計のフタをパカッと開けました。


腕時計のフレームを軽く押すと……


側面から2つの突起が飛び出します。


突起を取り出して構えます。


なんと、折りたたみ式のお箸に変身。


極小お弁当をお箸でつまみ……


もぐもぐ。


移動している最中でも、栄養満点のBENTO WATCHでバッチリ食事が取れるというわけです。


道行く人も思わず振り返ってしまうレベル。


というわけでBENTO WATCHはタキイ種苗のプロモーションビデオだったのでした。BENTO WATCHの撮影時間は合計40時間以上にも及び、特に火を使うシーンではスタジオが地獄のような暑さになるなど、過酷な撮影の果てに高いクオリティのムービーに仕上がっているそうです。

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in ハードウェア,   動画,   , Posted by darkhorse_log

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