100mまで潜ることができる潜水ドローン「OpenROV Trident」

2012年に海洋調査の歴史を塗り替えるかもしれないオープンソース探索ロボットとしてKickstarterに現れた「OpenROV」の開発元が、さらに改良を重ねた潜水ドローンとして「OpenROV Trident」を開発しました。
OpenROV Trident - An Underwater Drone for Everyone by OpenROV — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/openrov/openrov-trident-an-underwater-drone-for-everyone

まずはこのムービーを見ればどんなブツなのかは一発で分かります。
作業場でOpenROVが作られています。

水中にドボンと現れたOpenROV Trident。

すごい勢いで前方へ去って行きました。

その動きはかなり軽快で、クルッと方向転換。

勢いよく浮上した時にはこうして飛び上がることも。

そのOpenROV Tridentで撮影した映像はこんな感じに。

ヘッドマウントディスプレイを使えば、まるで自分自身が海底探索をしているような気分になれるかも。

OpenROV Trident一式はこのようにケースにすっぽり収まります。

OpenROV Tridentの大きさは400mm×200mm×80mm。重さは2.9kgで、潜水能力は100mありますが、同梱ケーブルは25mなので、もっと深く潜らせたいときには別売のケーブルが必要。最高速度は秒速2m(時速7.2km)で、連続駆動時間は3時間です。

以前のOpenROV(左)と比較するとこんな感じで、かなりサイズダウンしています。

OpenROV Tridentは2年かけて数多くのプロトタイプを作ってきており、今回、デザインの最終決定とチューニングのための資金をKickstarterで募っています。
出資額に応じたリワードは
1ドル(約120円):メーリングリスト加入
10ドル(約1200円):ネット経由リモートコントロールのベータテスター権
25ドル(約3010円):赤いビーニー帽(オンラインショップで販売しているものと同じ)
949ドル(約11万4000円):OpenROV Tridet本体、25mケーブル、ワイヤレスブイ
などとなっていて、すでに早期申込割引分は定員に達しています。
OpenROV Tridentへの出資締切は2015年10月31日(土)15時59分です。

・関連記事
「Kickstarter」へ出資してゲットする方法&出資しまくった経験からわかった注意点まとめ - GIGAZINE
サンゴ礁の天敵「オニヒトデ」を自動で発見して毒針を連発してせん滅させる潜水ロボット「COTSBot」 - GIGAZINE
8億円以上をかけて造られた1万メートル以上潜れる潜水艇が海底で大破 - GIGAZINE
めったに見られない深海を泳ぐマッコウクジラの撮影に成功 - GIGAZINE
世界最大級のホオジロザメを間近で捉えたド迫力のムービー - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in ハードウェア, 動画, Posted by logc_nt
You can read the machine translated English article A dive droning "OpenROV Trident" that ca….