「聲の形」劇場アニメの制作は「けいおん!」の京都アニメーション&山田尚子監督
©大今良時/講談社
2013年から2014年に週刊少年マガジンに連載された「聲の形」の劇場用アニメを京都アニメーションが制作することが正式に発表されました。監督は「けいおん!」「たまこマーケット」の山田尚子。原作者の大今良時さんと山田監督が、それぞれコメントを発表しています。
マガメガ MAGAMEGA | 聲の形
http://www.shonenmagazine.com/smaga/koenokatachi
2013年12月に公開された、マンガ用のPVはこんな感じでした。
聲の形 PV - YouTube
もともとは第80回週刊少年マガジン新人漫画賞に入選した作品で、別冊少年マガジン2011年2月号に読み切りとして掲載されたのち、リメイク版が2013年2月20日(水)発売の週刊少年マガジン12号に掲載されました。
【聲の形】何度もすみません。今週の20日発売の週マガ12号に読み切り「聲の形」が載ります!本当にすべての人に読んでほしい漫画です。単行本と違って逃すと読みなくなるので、今週ずっと言わせてください。立ち読みでもいいです。・・・嘘です。いや本当です。えっと、とにかくそんな気持ちです。
— 班ちょ(漫画編集者) (@betsumaga) 2013, 2月 18
作品は読んだ人に大きな衝撃を与え、ネット上でも大きな反応が見られました。
今週のマガジンの読み切り『聲の形』がとにかくすごい作品だった - ゴールデンタイムズ
http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51766845.html
【衝撃作】 週刊少年マガジン(12号)の特別読切「聲の形」(こえのかたち)は必読です。とにかく凄い作品です - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/459336
求めていたのは和解ではなく拒絶~普通学校で虐められた聴覚障害者が読んだ聲の形~ - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/459715
その後、2013年から2014年にかけて週刊少年マガジンでの連載が行われ、宝島社の「このマンガがすごい!2015」では、オトコ編第1位に選ばれています。
【発売記念】『このマンガがすごい!2015』 第1位 特別発表! | このマンガがすごい!WEB
http://konomanga.jp/special/konoman2015
原作者の大今さんによると、最初から連載をイメージして描いた作品だったとのこと。
作者・大今良時が語る『聲の形』誕生秘話 自身の不登校が創作の原動力に【インタビュー】 | ダ・ヴィンチニュース
http://ddnavi.com/news/223615/a/
劇場用アニメーションが制作されるということは2014年11月に発表されていました。今回、制作スタジオ・スタッフが発表されたのに合わせて、大今さんと制作を担当する山田尚子監督から以下のコメントが寄せられています。
原作・大今良時:
アニメでしか表現できない事が沢山あると思います。どうなるんだろう?今からわくわくしています。
漫画では自分の家族や友人などの身近な人や、全く身近で無い人をお話にしましたが、アニメでは皆さんが自分のお話だと思えるような作品になると思います。
より多くの方にとって、より身近な「聲の形」になりますように。想像出来るもっと外側の驚きを、山田監督なら表現してくれると思います。期待しています。
監督・山田尚子:
はじめまして。監督の山田です。他人について知りたいと思うこと、知ろうとすること。
その思いの伝え方は人それぞれで、たくさんのかたちがあるように思います。
あしたにつづく希望の兆しをこの作品で将也たちと一緒に探っていきたいと思っています。
反響を呼んだ作品が、山田監督と京都アニメーションによってどのような姿になるのか、非常に楽しみです。
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