iOSアプリをWindowsに簡単に移植できる「Windows Bridge for iOS」
by Keng Susumpow
Microsoftのイベント・Build 2015でデモンストレーション実演が行われたWindows 10へiOS向けのアプリを簡単に移植できる「Project Islandwood」こと「Windows Bridge for iOS」の初期バージョンがリリースされました。
Windows Bridge for iOS: Let’s open this up | Building Apps for Windows
http://blogs.windows.com/buildingapps/2015/08/06/windows-bridge-for-ios-lets-open-this-up/
Open Sourcing the Windows Bridge for iOS | Building Apps for Windows
http://blogs.windows.com/buildingapps/2015/08/06/open-sourcing-the-windows-bridge-for-ios/
Microsoft/WinObjC · GitHub
https://github.com/Microsoft/WinObjC/
「Windows Bridge for iOS」(WinObjC)はMicrosoftによるオープンソースプロジェクト。Visual StudioでiOSアプリの開発言語であるObjective-Cをサポートするものです。
なお、「iOS向けアプリがWindowsで動く」というのも1つの成果ですが、iOSアプリ開発者が既存のコードや知識をできるだけ活用して素晴らしいWindowsアプリケーションを開発してくれることを目標としているとのこと。
WinObjCを使うために必要なのはWindows 10とVisual Studio 2015。
ちなみに、Build 2015で同じく発表された「Windows Bridge for web apps」(Project Westminster)の動作環境もWindows 10+Visual Studio 2015となっています。
AndroidアプリをWindows向けに簡単に移植できる「Windows Bridge for Android」(Project Astoria)もありますが、現時点では招待ユーザーのみが利用できるテクニカルプレビュー版だとのこと。毎週、複数の開発者が招待されていて、秋ごろにベータ版のリリースが予定されています。
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