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マグニチュード7.8の地震に襲われたネパールの衛星写真画像が公開中


2015年4月25日にネパール中部で起きたマグニチュード7.8のネパール地震では多くの犠牲者や被害者がでており、日本時間28日の時点では死者が4000人を超えており、生存率が急激に下がるとされる72時間のタイムリミットが近づくという厳しい状況が続いています。さらに、エベレストでは地震が原因で雪崩が発生し死傷者が出ています。DigitalGlobeが進める人工衛星写真を活用するプロジェクト「Tomnod」では、震災で倒壊した施設や道路などを確認し、救助ルートを事前に把握できるようになどのために現地の衛星画像を公開し、さらに倒壊した施設などのタグ付けをするボランティアを募っています。

Tomnod
http://www.tomnod.com/campaign/nepal_earthquake_2015/

上記サイトでは、衛星が撮影した写真を1枚ずつ詳細に確認することが可能。画面右には全体のマップが表示され、確認済みの場所が次々に追加されるようになっています。


さらに、画面下部にある「OLDEST(Q)」と「NEWEST(W)」をクリックするかキーボードで「Q」か「W」を入力すると、震災前後の風景を切り替えて表示させることが可能となっていました。


日本時間の2015年4月27日14時13分に撮影された衛星写真の一例がこちら。サイトではこのような画像を詳細に確認することが可能となっています。


以下は衛星画像は震災前の2014年(左)と震災後(右)の2枚の写真を並べたもの。震災前には草原のような場所だったところに、震災後にはたくさんの人が集まっていることがわかります。


別の衛星画像を比較すると、右上の5角形の施設が倒壊していることが確認でき、左側にある川のほとりのような場所には施設が建てられている様子がわかります。


また、Tomnodのサイトでは衛星写真をもとに被害状況をタグづけするボランティアを募集中。マップを表示させた状態で画面左の「Damaged Building」や「Damaged Road」などをクリックしてからマップ上で該当する地点をクリックするとタグが付けられ、被害状況をデータ化できるようになっていました。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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