最大225Mbpsで通信できるWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION HW-02G」を使ってみた
ドコモから2015年2月18日に発売されたモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION HW-02G」は3月からサービスが始まるLTE-Advancedに対応しており、最速225Mbpsの受信速度を実現する次世代モバイルルーターです。LTE-Advancedはまだ先になるものの、高速通信以外にも魅力あふれる機能が搭載されているとのことのなので、実際に使用してみました。
Wi-Fi STATION HW-02G | 製品 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/product/data/hw02g/
HW-02Gはごくごくシンプルなパッケージに入っています。
箱の中にはHW-02G本体・クレードル・Micro-USBケーブル・ACアダプタ・注意事項および取り扱い説明書が入っていました。
コレがHW-02Gで、ディスプレイは2.4インチのタッチパネルを搭載しています。
HW-02Gは大きさが58×95×14.3mmで重さが約110g。手の中にスッポリ収まるコンパクトなサイズです。
背面はシルバーでWi-Fi STATIONのロゴが真ん中にデザインされています。
天面にあるのは電源ボタン。
底面にはMicro-USBポートを搭載。
iPhone 6と並べるとHW-02Gの小ささがよく分かります。
全体のサイズとしてはiPhone 6よりも小さいものの、本体の厚さはiPhone 6の約2倍。
背面カバーは取り外し可能で、中にはバッテリーが入っています。バッテリーは3.8V・2400mAhです。
バッテリーを外すと、右上にminiUIMスロットが出てきます。
銀色のカバーを左向きにカチッと音がするまでスライドさせると……
カバーがパカリとオープン。
中にminiUIMを入れて……
カバーを閉じればminiUIMのセットは完了です。
天面にある電源ボタンを長押ししてスイッチオン。
起動したらディスプレイを下から上にスワイプして本体をアンロックします。
ホーム画面には「公衆無線LAN」「接続ガイド」「メニュー」が並んでいます。設定を確認するには「メニュー」をタップ。
メニューにある「省電力設定」をタップ。
省電力設定では、HW-02Gに接続していない時間がある程度時間が経過したら自動的にスリープモードになる「ネットワークスリープ」やスリープまでの時間を設定できます。
メニュー内にある「データ通信量」では使用データ通信量を確認可能。
「SSID&パスワード」からSSID名とパスワードを確認できます。
HW-02GにはBluetoothを利用した便利な機能が搭載されており、確認するにはメニューから「詳細設定」をタップ。
詳細設定の「スリープモード遠隔解除」をタップします。
スリープモード遠隔解除はAndroid向けアプリ「HUAWEI HiLink」か、接続する端末のBluetoothを使って、遠隔操作でHW-02Gのスリープ状態を解除できるというもの。この機能はデフォルトでオンになっています。
実際にXperia Z3を使ってスリープモード遠隔解除をテスト。HW-02Gがスリープ状態の時、Wi-Fi接続はオフになり、Xperia Z3では検知できません。
Xperia Z3のBluetoothを確認すると、「HW02G」が表示されています。
表示されているHW02Gをタップすると……
HW-02Gは自動でスリープ状態を解除。
Wi-Fi接続を確認すると、先ほどまでリストになかった「HW02G」が表示されていました。iOSのiPhone 6でも試したところ、Xperia Z3と同じくBluetooth接続を行うだけでスリープ状態を解除することを確認。つまり、出先で端末をスリープ状態のHW-02Gに接続したい時に、わざわざカバンやポケットなどからHW-02Gを取り出す必要がなく、接続させたい端末からBluetoothを使ってスリープ状態を解除できるわけで、これはかなり便利な機能と言えます。
HW-02GはMicro-USBケーブルを使って充電することもできますが、クレードルで充電することも可能です。
クレードルで充電すると「高出力Wi-Fi送信」に自動で切り替わり、クレードルを使っていない時よりも利用可能範囲が広くなり速度もアップするとのこと。
実際にPCでHW-02Gに接続し価格.comのスピードテスト・回線速度診断を使用して、クレードルがアリとナシの速度を比較してみます。
クレードルに差し込んだ状態で5回計測したところ、速度の平均値は下り23.74Mbps、上り6.16Mbpsでした。
クレードルを使用していない状態での速度の平均値は下り21.14Mbps、 上り6.64Mbpsとなり、クレードルの使用時より速度は下りが少しだけ落ちましたが、反対に上りは少し上がりました。
また、クレードルにはイーサネットポートが搭載されているため、LANケーブル経由で通信も可能です。
最速225Mbpsの高速通信を実現するLTE-Advancedはサービス提供が3月のため、今回は爆速通信を試すことができなかったので、サービス開始時にどれほどの速度が実際に出るのか気になるところです。
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