取材

写真を自動で人物・場所などで分類してくれるフォトストレージ兼プレーヤー「ワンダーフォトボックス」


写真を撮って保存して終わりで振り返って見ることがないという「写真の死蔵問題」を解決するべく、自動で写真の人物や場所を判別して分類してくれ、さらには構図や明るさなどからベストショットをも自動で判別してくれるフォトストレージ兼フォトプレーヤーが「Wonder Photo Box(ワンダーフォトボックス)」です。CP+2015の会場にワンダーフォトボックスがあったので、どんなハードウェアなのかチェックしました。

FUJIFILM ANNOUNCES NEW PHOTO ORGANIZER “WONDER PHOTO BOX” | Fujifilm Europe
http://www.fujifilm.eu/eu/news/article/news/fujifilm-announces-new-photo-organizer-wonder-photo-box/

富士フィルムのブースに到着。


「魔法の写真箱」というフレーズが目に止まりました。


これがその魔法の写真箱こと「Wonder Photo Box(ワンダーフォトボックス)」


ワンダーフォトボックスはハードディスク内蔵で、スマートフォンやデジタルカメラで撮りためた写真を保存するフォトストレージです。写真データはUSBケーブルやWi-FiやSDカードスロットを使って送信します。なお、USB給電も可能なので、スマートフォンを充電している間にすべての写真をコピーできます。


ワンダーフォトボックスはHDMI端子があり、テレビに写真を映し出して鑑賞することができるフォトプレーヤー機能もあり。


専用リモコンで操作が可能です。


また、USB端子にレシーバーを挿して……


マウスで操作することもできます。


ワンダーフォトボックスが秀逸なのは、被写体や風景などを認識して写真を自動でフォルダわけしてくれる自動分類機能。例えば、「被写体・人物」というフォルダには、こんな感じで人物ごとのフォルダが作られその中に、その人物が写った写真だけ整理・分類してくれるというわけです。


これは「ひかりちゃん」という女の子のフォルダ。なんと、生まれたばかりの赤ちゃんのころの写真から成長した女の子の写真まで、ひかりちゃんの写真が保存されています。子どもの成長に合わせて顔が変化していくのに対して、ワンダーフォトボックスは日付と顔のわずかな変化を照らし合わせることで、一人の人物を追跡して分類することができるとのこと。


ワンダーフォトボックスの天面のくぼみにはタブレットを立てかけられるので、専用アプリをつかってフォトフレームのように使うこともできます。


さらに、クラウドと同期させることで出先からワンダーフォトボックスにアクセスできるオプションサービスも検討中とのこと。


ワンダーフォトボックスは、写真を撮影してもPC・スマートフォン・SDカードなどに保存して終わりという「写真の死蔵問題」を解消して、もっと写真を楽しむ手段はないかという考えから生まれた製品です。


写真の自動分類機能には、構図や明るさなどの「格付け」によってベストショットのみを分類することも可能。撮影した写真をすべてワンダーフォトショットに移動するだけで、ベストショットを選び出してくれるので、「ベストショットのみをフォトブックとして注文印刷する」というような使い方もあり。

ワンダーフォトショットは、1TBモデルで約3万円を想定しているとのことで2015年5月にリリース予定。さらに、より安価な32GBの小容量モデルも用意される予定です。

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in 取材,   モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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