試食

自販機で売っているりんご「アップルスイーツ」がどんな味なのか食べてみました


数年前から話題になりはじめた「りんごの自動販売機」を見たことがある人もいると思います。主に首都圏や関西を中心に設置されているのですが、そんな自動販売機で売られているカットりんご「アップルスイーツ」がどんな味なのか、実際に買って食べてみることにしました。

[ 手軽にりんご♪ アップルスイーツ ] エム・ヴイ・エム商事株式会社
http://www.mvm.co.jp/applesweets/index.html


こちらがアップルスイーツの自動販売機。今回は、大阪・阪急梅田駅の茶屋町改札の中に設置されている自販機で購入してみることにしました。


近づいてみると、カットされたりんごの入ったパックが並べられているのが見えました。お金を入れて棚の番号をボタンで入力すると、渦巻き状のコイルが回って商品が提供される仕組み。


「アップルスイーツ」は1パック42kcalからということ。「1日1個のりんごは医者を遠ざける」という英語のことわざが添えられていました。


商品ラインナップは定番商品が4種類と季節限定商品となる「青りんご」と「梨」が2種類の合計6種類。今回は季節限定商品が自販機に入っていなかったので、それ以外の定番商品を買ってみることにしました。


というわけで買ってきた4種類の商品。左から「アップルスイーツ白(皮なし)」「アップルスイーツ赤(皮つき)」「とろ〜りはちみつ&生リンゴ」「とろ〜りキャラメル&生リンゴ」です。


◆アップルスイーツ「白」と「赤」
まずは皮なしの「白」と皮付きの「赤」を食べてみます。青森県産のりんごが使われていると言うことで、パッケージにもそれぞれ皮なし・ありのりんごが描かれているので一目瞭然。


横から見ると、皮の状態が一目でわかります。袋越しにも、りんごの実に糖分の「蜜」がうっすらと入っているのが見えました。


「アップルスイーツ白(皮なし)」は一袋あたり42kcalというダイエットが気になる人にも安心の低カロリー。パッケージ右下には使用されている品種として「早生(わせ)ふじ」と、加工日、賞味期限が記載されています。使用される品種は時期などによって変更され、主に「ふじ」「つがる」「王林」などが使われているとのことです。


「アップルスイーツ赤(皮つき)」にも早生ふじが使われていました。驚くべきは、りんごの実に変色がないこと。普通ならばりんごをカットした瞬間から徐々に実が茶色く変色していくものですが、加工から数日がたっているにも関わらずこのりんごは元の状態を保っていました。


内容量は80グラム。一般的なりんごの重さが300グラム程度なので、一袋には1/3~1/4個のりんごが入っている計算になります。変色を防ぐための成分としてビタミンCが使われているので、1日に必要なビタミンCを一袋で補えるというメリットもあるそうです。


使われているのは青森県産のりんご。あとは自然由来のトレハロースと酸化防止剤としてのビタミンCなどが使われているだけで、漂白剤や防腐剤、着色料などはいっさい使用していないということ。


まずは皮なしの「白」を開けてみます。袋を開けた瞬間からりんごのいい香りがふわっと漂ってきました。


そして一口パクリ。「シャクッ」というりんご特有の歯ごたえは全く損なわれておらず、味もりんごそのもの。これが加工されて数日たったりんごとは思えない食感と味でした。食べる前は変色防止剤の味がするのでは、と気になっていましたが、実際に食べてみるとその影響はまったく感じられず。


つぎに、皮付きの「赤」もオープン。


みずみずしさの残る実の部分。どこを見てもヘタっている様子はうかがえず、まるで今カットしたりんごのようにしか見えません。


ひとくちシャクッ。実と同様に皮の部分も申し分ない状態。蜜の入った実の、りんご本来の甘さが印象的な一品でした。


◆ソースつきアップルスイーツ
続いてはキャラメルソースとハチミツがセットになった2商品を開けてみました。


「とろ〜りキャラメル&生リンゴ」には、タルトタタン風キャラメルソースをセット。


内容量は、りんごが80グラムとキャラメルソースが13グラム。両方を併せたカロリーは77kcalとなっていました。


そして「とろ〜りはちみつ&生リンゴ」には、ニュージーランドの有名ブランド「ARATAKI」製の純粋クローバー蜂蜜が添えられているとのこと。


気になるカロリーは68.7kcalとなっていました。なお、「1歳未満の乳児には、はちみつを食べさせないよう注意してください」という注意書きが添えられているので、少し注意が必要。


食べ方はごくシンプルなもので、中のトレーに乗ったままソースをかけてもよし、お皿などにソースを移してディップしながら楽しむのもよし、となっています。


まずは、キャラメルソースをりんごの上からたらーり。キャラメルソースからは甘い匂いとシナモンのような香りが漂ってきます。


ひとくちパクリ。りんごの風味と甘~いキャラメルソースの風味がマッチして、なかなかの食べ応え。ソースのシナモン風味が甘さを適度にシメてくれるので、甘さだけではない大人の風味が漂う一品となっていました。


はちみつもとろ~り。なんだかカレーのCMで見たことがあるのは気のせいです。


トロリとしたハチミツをまとったりんごをシャクっと一口。濃厚な風味のハチミツがりんごの甘さをさらに引き立て、こちらも食べ応えのある仕上がりに。お昼ご飯のあとのデザートや、休憩時間にパクッと食べるのにピッタリな商品になっていました。


最後に、アップルスイーツのりんごをバター、砂糖などと一緒にフライパンで軽く炒めて……


フレンチトーストに載せて食べてみました。仕上げに添付のハチミツを垂らすとなおOK。


りんごの実がしっかりしているのでフライパンで炒めても風味が損なわれず、ここちよい歯触りの仕上がりにすることができました。買ってきたそのままで食べてもグッドですが、このようにひと手間かけて調理してみるのも楽しみ方の一つと言えそうです。


アップルスイーツの価格はベーシックな「アップルスイーツ 白・赤」が税込190円、「とろ~りキャラメル」と「とろ~りはちみつ」が税込240円となっています。少し高めにも感じられる価格ですが、通勤途中にサクッと買ってみたり、買っておいて外出の時に持ち出せるなどのメリットはありそう。

メーカーのウェブサイトによると、アップルスイーツの自動販売機は首都圏と関西エリアを中心として15か所ほどに展開中とのこと。首都圏では地下鉄日比谷線、丸ノ内線、東京メトロ各線など、関西では近鉄上本町駅やなんば駅、梅田駅など、いずれも駅の構内を中心に設置されているので、いつも通っている人なら一度チェックしてみてもよさそうです。

自動販売機の設置場所 [ アップルスイーツ :: 自動販売機 ]
http://www.mvm.co.jp/applesweets/automat.html

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
120年前に発明された電気ショックを買える自動販売機とは? - GIGAZINE

自販機内のウォーターボトルを見ると中でソニーのウォークマンが水没していた - GIGAZINE

Amazonが「Kindle自動販売機」を空港などに設置し始める - GIGAZINE

「募金ができる自動販売機」から実際に自販機を使って日本赤十字社に募金してみました - GIGAZINE

日本初・SIMカードの自販機が関空に設置されたので買いに行ってきました - GIGAZINE

「マジコンの自動販売機」を大阪の電気店街日本橋で発見しました - GIGAZINE

世界で初めて自分で購入できる医療用マリファナの自販機が登場 - GIGAZINE

in 試食, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.