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両面OKな新型USB端子「USB Type-C」コネクターの実機写真が登場、2015年にも市場へ投入


PCやスマートフォンなどで広く使われているUSBコネクターの新規格で、AppleのLightningコネクターのように両面どちらでも挿すことができる「Type-C」はすでに生産段階に突入していることが報じられていますが、実際の製品の様子を収めた写真が公開されました。

Reversible, tiny, faster: Hands on with the USB Type-C plug | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2014/09/reversible-tiny-faster-hands-on-with-the-usb-type-c-plug/

公開されたUSB 3.1 Type-Cのコネクターはこんな感じ。実際に量産が開始されている工場の製造ラインから抜き出したものだとのこと。


ケーブルに取り付けられたプラグ側の形状はこんな感じ。Micro-USBプラグとよく似た外観ですが、よく見れば黒いドーナツ状の部品の中心に、端子を受け入れるスリットが設けられているのがわかります。


プラグを挿すレセプタクル(受け側)の挿入口を真正面から見た様子。薄く平たい端子が上下対称の中心部に配置され、どちらの向きでもコネクターを受け入れることができるようになっています。


サンプル用とみられる基板に取り付けられたレセプタクルと、それに挿されたプラグの写真。レセプタクルの形状には、基板に沈み込むように装着されるミッドマウント方式と基板上に装着されるトップマウント方式(およびリバースタイプ)の形状をみることができます。


その概念を示したのが以下の図。8.4×2.6mmの銀色のケースの内部にはコネクタ部が突きだす「オス」型のコネクター形状となっており、表面には電極が12個配置されています。ちなみにLightning端子のサイズは7.7×1.7mmなので、Type-C端子のほうが一回り大きなサイズになっています。


USB Type-CコネクターでもサポートされているUSB 3.1は理論最大値で10Gbpsのデータ転送能力を備え、4K画質映像の転送を可能にする新しいUSB規格。また、電力を供給する「バスパワー」の能力も従来の最大2.5W(5V・500mA)から一気に100W(20V・5A)にまで拡大されており、従来よりも利便性が大きく向上することが期待されています。

USB Type-Cを搭載した機器は、2015年初頭にも市場に出回り始めるとみられています。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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