同じ曲を同じタイミングで聴いていた世界中のユーザーをマップで表示する「Serendipity(セレンディピティ)」
By lvkzl
世界中で4000万人以上のユーザーを抱え、日本でのサービス開始が準備中の音楽ストリーミングサービス「Spotify」が、直近1時間で同じ曲を同じタイミングで聴いていた人をマップ上に表示するサービス「Serendipity(セレンディピティ)」を展開中です。セレンディピティとは「思わぬ偶然から価値のあるモノを発見する」という意味で、チャカチャカとマップが動き回るSerendipityを見ているだけで、広大な世界で偶然にも同じ曲を聴いていた人を発見させてくれます。
Serendipity
https://www.spotify.com/int/arts/serendipity/
Serendipityがどんなサービスなのかは下記のムービーを見ると、よくわかります。
Spotifyが展開中の「Serendipity」はこんな感じ - YouTube
SerendipityのURLを開くと、世界地図が表示されます。大きな文字で書かれているのは曲名とアーティスト名。地図上には直近1時間で同時に同じ曲を聴いていた2人のユーザーの位置が示され、同時にその曲が再生されます。
曲が数秒間再生されると、今度は別の場所に移動。画面は切り替わるのではなく、スムーズにズームイン・アウトを繰り返して滑らかに動きます。
ググッとズームアウトしたと思ったら、アメリカのデンバーとポーランドのザブジェにいるユーザーが同じ曲を聴いていました。
今度はアメリカ・西海岸のサンフランシスコとラスベガス。
同じ市内にあるニューヨークとベイサイド。こんなにも近くで同じタイミングで同じ曲を聴いているという偶然はありそうで、なさそう。
ノルウェーのオスロとスウェーデンのサンドビーケンにいるユーザーが同じタイミングで聴いていたのはイギリス人シンガーソングライターであるSam Smithの「In The Lonely Hour (deluxe)」に収録されている「Stay With Me」
Spotifyのユーザーはアメリカに多いのか、同じ曲を同じタイミングで聴いていた人もアメリカが多め。
その次に多いのがヨーロッパといった印象。
ただし、ずーとSerendipityを見ていると、下記画像のように「アメリカとアルゼンチンで同じ曲を同じタイミングで聴いていた」という、まさに奇跡のような瞬間を目にします。
Serendipityを提供しているSpotifyは、記事執筆現在日本でのサービスを準備中です。Spotifyが日本でもサービスを始めれば、Serendipityに日本が表示されることも十分期待できます。
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