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写真から合鍵が作成できる危険性を知らしめる「PleaseBreak.in」

By Viewminder

「錠前破り」という言葉があるように、ピッキングなどでロックした鍵を開ける方法は存在しますが、もはや泥棒はそんな技術を磨く必要はなく、単に鍵の写真を手に入れるだけで鍵のコピーが作成できることはあまり知られていません。もしTwitterなどに鍵の形がしっかりとわかる写真を投稿していたら、誰かが勝手に自宅の鍵のコピーを作っているかもしれない……そんな危険性を知らしめるウェブサイトが「PleaseBreak.in」です。

PleaseBreak.in - don't put your house keys online!
http://pleasebreak.in/

「夢のマイホームを購入することは人生において最も幸せな瞬間の1つですが、泥棒に入られてしまっては元も子もありません。自宅の鍵をオンライン上にポストすることは、知らない誰かにランチ1食分以下の価格で物理的にコピー鍵を作られる危険性を持っています。手遅れになる前によく考えてください」


PleaseBreak.inはSNSなどの位置情報付き投稿の危険性を知らしめる「Please Rob Me(強盗して下さい)」や「Please dont rob me(強盗しないで下さい)」といったウェブサイトに着想を得て作られており、SNSなどに自宅の鍵の写真を投稿する危険性を知ってもらうためのウェブサイトとのこと。


例えば、「Keys Duplicated」にスマートフォンで撮影した鍵の写真を送れば、4ドル(約400円)~6ドル(約600円)で鍵のコピーを作ることができます。

Copy keys online using your phone | Keys Duplicated
https://keysduplicated.com/


KeyMeも同様で、専用のアプリから3~5日ほど、ニューヨークに複数設置されているKeyMe Kioskまで赴けば30秒で写真から鍵のコピーを作ることが可能。

KeyMe | copy keys and solve lockouts
https://www.key.me/


PleaseBreak.inの注意書きの下には、オンライン上の「新居の鍵を手に入れたよ!」という鍵の写真がぎっしりと並んでいます。


これらの写真はPleaseBreak.inが自動収集しているもの。自分の目で危険にさらされていることを体験して、インターネットの危険性を再考してもらう……というウェブサイトになっており、もし自分の鍵が掲載されていた場合は、SNSから鍵写真の投稿を削除すれば自動で消去される仕組みです。


投稿には位置情報が含まれる場合もあるので、泥棒からすれば「好きなモノを盗んで下さい」と言っているようなもの。ここに自分の写真が掲載されていなくても、どこで誰が見ているかわからないSNSやインターネットへ投稿する内容については、充分に気をつける必要があります。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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