スマホと連動しハンドジェスチャーで操作可能なデジタルアートフレーム「FRAMED 2.0」
PCを使ってデジタル形式で作成されたアート作品はデジタルアートと呼ばれていて、絵画や彫刻などのアート作品とはひと味違い、映像を使って「静」だけでなく「動」の表現も可能になっています。そのデジタルアートの特徴を思う存分生かしたデバイスが「FRAMED 2.0」で、スマートフォンと連動してユーザーの好みのデジタルアートを映し出し、今までとは違う全く新しい芸術鑑賞の方法を提案してくれます。
FRAMED*2.0
http://frm.fm/jp/
FRAMED* — A Revolutionary Platform For Digital Art by FRM — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1353046055/framed-a-revolutionary-platform-for-digital-art
「FRAMED 2.0」がどういったデバイスなのかは下記のムービーから確認できます。
FRAMED*2.0 - YouTube
壁に寄りかかるように設置されている板のようなデバイスがFRAMED 2.0です。
FRAMED 2.0の大きさは24インチと40インチの2種類あり、どちらの大きさでもフルHDディスプレイ搭載。24インチのFRAMED 2.0は553×321mmで2.3kg、40インチは976×550mmで10kgとなっています。
壁に掛けているだけで、斬新なデジタルアートを楽しめるというわけです。
FRAMED 2.0の側面には電源・音量調節ボタンがあるのみ。
FRAMED 2.0はスマートフォンと連動可能。
ブラウジング中に気になる作品を見つけたら……
作品を長押しして上にフリップするだけで……
FRAMED 2.0に作品が映し出されます。
デジタルアートを部屋中に飾ると、気分も変化しそうです。
FRAMED 2.0はモーションセンサーを搭載しているので、ハンドジェスチャーによる操作に対応。
空中をつかむようにして……
左側に腕を振れば、ディスプレイを操作できます。FRAMED 2.0にはモーションセンサーの他にも、グラフィックプロセッサーやビルトイン入力機能が搭載されています。
FRAMED 2.0の共同創業者であり、ウェブデザイナーでもある中村勇吾氏によると、「芸術作品をもっと気軽に部屋に飾りたい」という思いからFRAMED 2.0を開発したとのこと。
FRAMED 2.0はデバイスだけでなく、デジタルアートの発表・販売を行える「FRAMED STORE」を提供。FRAMED STOREはアーティストが気軽に作品を公開し、その作品をユーザーが購入してFRAMED 2.0に映し出して楽しむ、という新しいプラットフォームになっています。
また、TwitterやPinterestなどさまざまなウェブサービス上で見つけた画像や映像などの作品をFRAMED 2.0に表示させることも可能です。
FRAMED 2.0はクラウドファンディングのKickstarterで出資を募っている最中で、記事執筆現在では目標額の7万5000ドル(約760万円)を達成しており、製品化はほぼ確実。449ドル(約4万5000円)の出資で24インチのFRAMED 2.0を1台、1500ドル(約15万円)で40インチのFRAMED 2.0を1台と好みのアート作品3点、さらにベータ版FRAMED STOREへの早期アクセス権をゲットできます。発送料金は記事執筆現在未定となっていて、出資締切りは2014年8月20日21時45分です。
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