沖縄北部にあるヤモリ・ヤドカリなどに出会える宿「海山木(みやぎ)」に行ってきた
那覇空港に着いて沖縄県を観光するとなると、美ら海水族館などのある本部町あたりぐらいまで行くことは多いものの、北部の端の方にはなかなか足を伸ばしにくいもの。しかし北部の端の方にもヒロ・コーヒー・ファームや辺土岬があったり、ヤンバルクイナが見られたりと魅力的なスポットがたくさんあります。ヒロ・コーヒー・ファームに行き近くに宿を探していたところ「海山木(みやぎ)」といういろりなどがあるちょっと変わった宿を発見しました。1泊2食付きで6000円と値段もリーズナブルだったので、泊まってみることにしました。
沖縄 民宿・海山木(みやぎ)
http://umiyamakimiyagi.ti-da.net/
海山木到着。湿気でもーわーっとしています。
少しわかりにくいものの看板がありました。
宿の周りは海……
山・木に囲まれています。
ヤンバルクイナも生息している地帯で、車で宿に向かう途中に2回ほど見ることができました。
車から降りて、宿に向かいます。
宿に向かう道の草木も本州ではちょっと見ないようなものが生えています。
石は海の近くで見られるようなものが多数。
ちょっと歩くと宿を発見。
横から見るとこんな感じ。
宿の人が出てきて、宿泊場所は右側の部屋と案内されました。
部屋に入るとかさこそ音がしたので、横を見てみると……
なにやら動物を発見。
ヤモリがいました。入り口などを開けているのですぐに入ってくるようです。気になる人もいそうですが、特に害はありません。
部屋にテレビなどはなく、質素な作り。寝る際には布団を押し入れから出します。
だいたい6畳ほどで、2~3人泊まれそうです。
クーラーもあります
部屋から外を見るとこんな感じ。
部屋の外にはテーブルや……
冷蔵庫……
椅子があり、夕涼みができそうです。
部屋の奥にある談話室には、本がたくさんあります。
天井は高め。
本はオーナーの趣味かと思いきや、ほとんどお客さんが置いて行ってくれたものだそうです。
洗面所には洗濯機もあり、自由に使うことができます。
お風呂は岩で作られていました。
やや雑多なものの、木や草でできた小道具がたくさんありました。
外へ出て夕食を取りに向かいます。三角のトタン屋根の建物に入ると……
いろりがありました。残念ながら訪れた日は使っていませんでした。
コーヒーメーカーもありました。
夕食はバイキング方式で、空気を読んだ範囲で食べ放題。
盛りつけてみました。
パスタはこういった民宿だとできあいのものが多いものの、手作りで素朴な味。
はもの煮物は独特の旨味があります。これは普通のお店なんかで食べると高そう。
一瞬小さな柿に見えましたが、これはミニマンゴー。小さくても甘味は抜群です。
テーブルに猫が上り……
耳をかいていました。
オーナーを中心に近所の住人と酒盛りが行われていました。
敷地内にヤドカリや……
カブトムシのような虫がいました。
翌朝、食堂に向かうと簡単なバイキング料理が用意されていました。
味噌汁とごはんでおかずを食べてみます。
味噌汁はシンプルに豆腐だけですが、ちょっとピーナッツのような味が感じられました。
魚のフライはごはんによく合う感じ。
パッションフルーツは酸味があり、ねちょっとした独特の食感です。
海山木はシーズンによって値段が変わる可能性もありますが、1泊2食付きで税込6000円ほど。オーナーがフレンドリーな人で、都会ではまず遭遇できない生き物に会える事があり、日替わりの料理にも定評があるのでオススメです。
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