ハードウェア

シンプルな仕組みでUSB経由のデータ流出を防止可能な「Umbrella USB」


ハッキングや通信の傍受によるデータ流出の被害が世界中で起こっている状況ですが、意外と見落とされがちなのがUSBケーブルからのデータ流出のリスクです。スマートフォンはUSBケーブルを使って充電することがほとんどですが、不用意に電源につないでしまうと、いつの間にかデータを抜き取られた、ということにもなりかねません。そんな、ケーブル一本で充電もデータ通信もできてしまうというUSBケーブルの盲点とも言えるリスクを回避するUSBアダプター「Umbrella USB」がクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集しています。

SparqEE – Kickstarter launch: Umbrella USB
http://www.sparqee.com/kickstarter-launch-umbrella-usb/

Umbrella USBがどのような製品なのかは、以下のムービーを見るとわかるようになっています。


スマートフォンを充電するために接続したUSBケーブルからデータを抜き取ってしまう「ジュースジャッキング」と呼ばれるデータ流出のリスクが存在しています。


その被害は、空港やホテル、コーヒーショップの公共施設に備え付けられた充電用のUSBポートに加え、オフィスなどでも注意しないといつの間にかデータを盗まれていた、ということになりかねません。


不用意にスマートフォンをUSBコネクタに接続するとデータ流出の危険性が高まる、という概念は頭の片隅に置いておく必要があるといえます。


そんなリスクを、シンプルな仕組みで解消してくれるのが「Umbrella USB」です。


Umbrella USBはデータの送受信を遮断し、充電に必要な電力だけをスルーさせるというシンプルながらも高いセキュリティ性を備えたUSBアダプターです。


使用方法は極めてカンタン。USBケーブルを接続する際に、大きい方の端子と接続先の間にUmbrella USBを入れるだけというシンプルなもの。これだけで不用意にUSBケーブルからデータを抜き取られることを防止できるようになります。


また、この仕組みのおかげで必要のない同期作業を回避することもできます。


「バッテリー残量が怪しくなってきたから、会社のPCにつないでちょっと充電……」のつもりでUSBケーブルを接続しただけなのに、勝手に「カードリーダーモード」などになってスマートフォンの中身が見えるようになることもよくあるものですが、Umbrella USBはそんな不要なリスクを根本的にシャットアウトしてくれる製品です。


サイズや見た目は、何の変哲もないUSBアダプターと変わりないので、持ち運びにも便利。


一般的なUSBケーブルであれば、デバイスの種類を問わないという点もメリットの一つ。


公共の場所でも、安心して電気をもらって充電することができるようになります。


このUmbrella USBがクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集したところ、目標金額の1万ドル(約100万円)に対して記事作成時点では約1万5000ドル(約150万円)の出資が集まっています。

12ドル(約1200円)の出資でUmbrella USBを1個ゲット可能となっていますが、アメリカ国外への発送には10ドル(約1000円)の送料が別途必要であることを考慮すると、19ドル(約2000円)の2個セットや27ドル(約2700円)の3個セットして数量を増やすか、または黄色のアルマイト加工が施されたアルミボディタイプを35ドル(約3500円)でゲットすることなどを検討してみてもよさそうです。

なお、出資の締め切りは日本時間で7月4日(金)午前3時1分となっており、出荷時期は10月を予定しています。

*** Umbrella USB *** by SparqEE — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/sparqee/umbrella-usb


なお、Kickstarterのコメント欄では「充電スピードを速くするものではない」というやり取りが行われているように、充電そのものに影響を与えるものではない点には注意が必要かもしれません。また、この写真のように内部に抵抗素子が組み込まれているだけであれば、iPadなどのように2Aの電流が流れる場合の性能・安全性がどのように確保されているのかも気になるところです。

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