自動でいつでも高さの調節が可能で、立っても座っても使えるデスク「StandDesk」

「1日に6時間座っていると死のリスクが40％増大する」と言われる程に座りっぱなしのデスクワークがもたらす弊害はとても恐ろしいものです。このリスクを回避するための方法としては、体に合ったイスを使ったり、イスに座らず立ちっぱなしで仕事をするというものがあります。しかし、体への負担を軽減してくれる高級なオフィスチェアは体への負担を軽減してくれるだけで根本的な問題解決にはならず、かといってイスに座らず立ちっぱなしで何時間も仕事を続ける、というのもなかなかに忍耐強さが必要そう。そんな時に役立ちそうなのが、イスに座った状態でも立ったままでも快適に使えるように机の高さをボタン1つで自動調節できる「StandDesk」です。

StandDesk - The world's most affordable yet sophsticated sit-to-stand desk
http://www.standdesk.co/

StandDeskがどんなデスクなのかは以下のムービーを見れば一発で分かります。

Meet StandDesk! on Vimeo


PCを使ったり……

書類の整理をしたり……

これらのデスクワークは老若男女が行うもので、あらゆる人たちに降りかかる問題でもあります。

WorkriteのSierra HXL Electric・Sierra HX ElectricやAnthro Elevate II Deskのように、自動で高さの調節が可能なデスクはすでにありますが、これらは非常に高価です。そして比較的購入しやすい値段帯のGALANTやリッケン2などは自動でデスクの高さを調節できるわけではないので、日常的に用途に合わせて何度も高さを変更する、というのは現実的ではありません。

そんな中で開発されたお手頃な価格で入手でき、天板の高さを自動で調整できるデスクがStandDesk。

デスク側面に付いているボタンを押せば……

28インチ(約71センチ)から45インチ(約1メートル14センチ)まで自動で高さを調節可能です。

なので、座ったままのデスクワークはもちろんのこと……

立ったまま仕事をすることも可能です。

イスに座らずに立ったまま仕事をすることは、通常のデスクワーク時の腰や背中への負担を軽減することが可能。

そもそもデスクを大きく使って製図を行ったりする人は、座ったままよりも立って作業をした方が楽だったりもします。

さらに、立って仕事をしたり座って仕事をしたりを交互に行えば、ムリせず体への負担を減らすこともできるというわけです。

他にもStandDeskにはPCなどのコード類をきれいに収納するためのスペースが用意されていたりします。

ユーザーそれぞれがライフスタイルに合った使い方ができる、というのもStandDeskのグッドな点。

これらに加え、StandDeskは組み立てもとても簡単です。

Desk Assembly on Vimeo


StandDeskのフレーム部分は重量61ポンド(約28キログラム)で、カラーはMatte Black(光沢のない黒色)とGloss Grey(光沢のあるグレー)の2色を選択可能。さらに、天板の高さを調整するボタン部分も2つから選択可能。

天板部分は8ポンド(約3.6キログラム)で、Eco-Friendly Bamboo(竹製)・Frosty White・Midnight Blackの3種類から選択可能。

耐荷重量は225ポンド(約100キログラム)までで、テーブルの上に載っているものの重さによってリフトの速度が変わってきます。

なお、「StandDesk」は現在Kickstarterで出資を募っている最中で、当初の目標金額である5万ドル(約520万円)をはるかに超える、約28万ドル(2900万円)を集めています。399ドル(約4万1000円)の出資でスタンダードなStandDeskのフレーム(光沢のあるグレーフレームとマットなブラックフレームのいずれかを選択可能)とラミネート加工が施された天板(midnight blackとfrosty whiteのいずれか1つ)をゲットできますが、配送はアメリカ国内のみとなっています。

なお、StandDeskへの出資期限は2014年5月17日午前6時となっています。

The most affordable, automatic sit-to-stand desk. by Steven Yu — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/2036834894/the-most-affordable-automatic-sit-to-stand-desk