DirectX 12の公開が告知され、実に5年ぶりに新バージョンがリリースされる見込み

Microsoftがゲーム・マルチメディア処理用API「DirectX」の新バージョン「DirectX 12」を近々、発表することが明らかになりました。DirectXの新バージョンは実に5年ぶりの更新となります。

DirectX 12
http://blogs.msdn.com/b/directx/p/directx12.aspx

Rumor: Next DirectX API from Microsoft to allow for low-level access to hardware - Neowin
http://www.neowin.net/news/rumor-next-directx-api-from-microsoft-to-allow-for-low-level-access-to-hardware

DirectXは、互換性のあるグラフィックボードを利用する事で、高品質な3Dグラフィックを高速にレンダリングできるAPIの集合で、PCの3DゲームやXbox Oneなどで広く利用されています。

現在リリースされているDirectX 11は2009年に公開され、2013年にリリースされたWindows 8.1・Xbox Oneで利用可能なDirectX 11.2が最新バージョンですが、新しい世代のDirectX 12がリリースされれば、実に5年ぶりのバージョン更新ということになります。

DirectX 12に関しては、「詳細は3月20日に明らかになる」という告知ページが登場しただけで詳しい情報はないものの、同ページにはIntel・AMD・NVIDIA・Qualcommのロゴが記載されており、PCやモバイル端末でより高性能なグラフィック性能を実現したゲームの登場が期待できそうです。

数週間前に、DirectXの新バージョンはグラフィック・ハードウェアへの低レベルアクセス制御を可能にするという噂がありましたが、この噂が正しければ、DirectX 12は、先日、AMDが正式リリースした「Mantle API」に似た、コンソールとハードウェアの連携を最適化するグラフィックスプログラミングAPIになると見られています。