巨大なハンドメイドiPhoneを操作する様子を映した「Skew」
iOS 7ではiOS 6と異なるフラットデザインが採用されましたが、iOS 6のアイコンで採用されていた「物の質感を模倣したデザイン」を紙や糸を使って模倣し、巨大なiPhoneでiOSを操作する様子がVimeoで公開されています。
Skew
ムービー上に現れたiPhone
ロック画面が表示され……
画面中央に隠れていた札が回転
アラームのマークが表示されました
実際のiPhoneの動作とは違って、ロック画面全体が右側にスッと移動していき……
ホーム画面の登場
ピョコン、とNewsstandアイコンが跳び上がりました
画面下半分が下がっていき……
新聞各種が棚の上に表示されます。左上にある「THE MORNING MAIL」をタップ
再び画面がスライド
「THE MORNING MAIL」
ペラッと紙がめくれ……
今度はマップを使用しだした様子
目的地に向かって移動中です
ササッと画面が入れ替わり……
再びNewsstandの画面が表示されました
タイマーのセットを開始
「SET」をタップして終了です
ハンドメイド感たっぷりのポップなムービーが一体どのように撮影されているのか?ということは以下のムービーから確認可能。ムービーに登場するiPhoneは折り紙でも作れそうに見えますが、実際はかなり大がかりなセットを使い、さまざまな工夫を凝らして作成されており、製作者らの本気が伝わってきます。
The Making of Skew
カメラのセットされた室内に運び込まれる大きな木製の台
カメラの前にセットします。ここにiPhone本体の役目を果たすフレームが置かれていくわけです
準備中のスタッフ
マップアプリは立体的
これを台の下にスライドさせていきます
正しい位置にセットするとiPhoneフレームの中にアプリが表示されていくという仕組み
木板に色画用紙が貼られたように見えるホーム画面
これも台の下でスライドさせていきます
ホーム画面の下半分が分離し、Newsstandが出現
向かって右側からスススッと流れてきた画面が……
左へと抜けていきます
ニュースは実際に重ねた紙が使用されています
紙の端に糸が取り付けられており、糸を引くと紙がめくれていくという仕組みです
ペラペラペラ……
次はマップの準備
目的地や出発地点をフレームの上から設置すると手が見えてしまいます
なので、台の下から手を差し入れます
台の下から見るとこんな感じ
現在位置は磁石のようなものを利用し、紙の下から動かしているようです
テーブルの上に載っているのは予想以上に大きいタイマーのパーツ
車輪のようにくるくる回ります
画面の中に設置した様子は以下。真正面から見るとフラットに見えましたが、ナナメ上から見ると時間を表示するパーツだけかなり立体的になっています
アプリなどに使われる現実の質感を模倣したデザインを「Skeuomorphic Design」と呼ぶのですが、ムービーを制作したCarrie Baleさん・Doug Hindsonさん・JooyoungRyuさんはこのSkeuomorphic Designのアイデアを使い、iPhoneそのものを紙などの素材を使って模倣したというわけです。
Doug Hindsonさん・Carrie Baleさん・JooyoungRyuさんはキングストン大学の学生で、普段は各人別々のテイストの作品を生み出しています。3人が製作したSkew以外の作品は以下のウェブサイトから閲覧可能です。
DOUG HINDSON
http://doughindson.tumblr.com/
carriebale
http://www.carriebale.co.uk/
jooyoung ryu
http://cargocollective.com/ryuryu
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