メモ

「近畿地方で震度7の地震が発生」との緊急速報が流れるが大阪は一切揺れず


8日16時56分ごろ、「奈良県で地震発生」という緊急地震速報が流れました。ネット上では「震度7だった」「マグニチュード7.8」という噂が飛び交っていますが、GIGAZINE編集部のある大阪では一切の揺れを感じることがなく、気象庁によると誤報の可能性があるとのこと。

速報はこんな感じで、あらゆるスマートフォンが一斉に鳴りました。


そしてウェザーニュースには「近畿地方で震度7の地震が発生」の報が。現在はこのような揺れはなかったということが判明しています。

地震情報 :: ウェザーニュース
http://weathernews.jp/quake/


このほか、地震速報アプリの「ゆれくるコール」でも、マグニチュード7.8・最大震度7の地震が発生したことになっていました。


・2013/08/08 17:16
気象庁が「16時56分に和歌山県を震源とした地震があった」ことを発表しました。震源地は和歌山県北部で、震源の深さは約10km、マグニチュード2.3で、震度1以上の揺れは観測されていないとのこと。


時事通信によると、気象庁が誤報の可能性を調査中だそうです。

時事ドットコム:「関西で震度7」誤報の可能性=緊急地震速報で気象庁
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2013080800727

NHKによると「強い揺れが予測されるとして緊急地震速報を発表」したものだったとのこと。

緊急地震速報 気象庁「有感地震なし」 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130808/k10013643351000.html

今回は有感地震ではなく被害も発生しなかったようですが、「強い揺れが予測された」のであれば、それが一体何だったのか、かなり気になります……。

・2013/08/08 17:33
テレビでは首都圏から九州北部にかけて揺れが起きるという緊急地震速報が表示されたようです。驚いた人がネットに情報を探しに行った結果、気象庁やウェザーニュース、Yahoo!JAPANが繋がりにくくなったのも頷けます。


2013/08/08 18:26
気象庁が会見を行い、誤報であったことを認めました。

会見に出席した、気象庁地震火山部地震津波監視課長の長谷川洋平氏。


誤報となった原因は、16時56分ごろに和歌山県北部を震源としたM2.3の地震が発生したのとほぼ同時刻に海底地震計がノイズを検知、これによって地震の規模を見誤ったからだとのこと。一番下のグラフが中央あたりで途切れており、それが戻ったときに上の2つに三角形の波が出ていますが、これがノイズ。


海底地震計はこのへんに設置されており、「東南海3」が今回ノイズを検知したもの。


2013/08/09 12:18追加
なお、駅では以下のムービーのような案内が電光掲示板に流れ、大きく列車運行が乱れる事態となりました。

「近畿地方で震度7の地震が発生」の緊急地震速報テロップ - YouTube

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in メモ, Posted by logc_nt

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