自動で水やり&LEDライトで日当たりが悪くてもハーブを育てられる「Smart Herb Garden」
ハーブなど植物を育てるのは毎日水をやったり日光に当てたりとなかなか手間がかかるもので、旅行など不在中に枯らしてしまった人も多いはず。ということで、装置に種が入った土をセットし、水を1L補充すれば、あとは自動的に水やりが行われ日当たりの悪い室内でもLEDライトが植物に必要な日照を確保してくれるというのが「Smart Herb Garden」です。
Click & Grow — Welcome
http://www.clickandgrow.com/
Smart Herb Garden by Click & Grow by Click & Grow — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/mattiaslepp/smart-herb-garden-by-click-and-grow
光が入らない室内でもバジルやタイム、ミニトマトなどを育てることができるようになるのがSmart Herb Gardenです。
ミニトマトや唐辛子、セージ、コリアンダーやバジル、レモンバームを室内で育てることが可能になります。
Smart Herb Gardenの仕組みなど詳細な説明は以下のムービーから見ることができます。
こちらがClick & Growの創設者Mattias Leppさん。
Smart Herb Gardenは3年以上の研究を経て開発された植物育成キット。十分な庭を持たない都会の人や、旅の多い人、これまで植物を枯らしてしまった経験がある人に向けて作られています。
既に自動で水やりを行うキットは発売されているのですが、今回出資が募られている新しいキットはそれにLEDライトをプラスしており、大きさは大体長さ30cm×幅12cm×全高が29cmで、重さは850g。3WのLED電球が2つ備え付けてあり、欧米のコンセントの大部分に合致するプラグの形状です。
本体は取り替え可能な土(カートリッジ)とセットになっています。土は成形されており、種も含まれているので、このまま装置にセッティングするだけでOK。植え込み作業など必要ありません。
一見何の変哲もない土に見えますが、地球外の環境下で植物を栽培することを目的とするNASAの研究によって生み出された素材でできており、植物の成長に必要な酸素と肥料をカプセル化して閉じこめておける構造になっています。
通常の形式では土に水をかけると中の栄養素が流れ出てしまうとともに水の圧力で酸素も無くなってしまうのですが、Smart Herb Gardenは植物の成長に必要なものがしっかりと揃うので、通常よりも植物がよく育つとのこと。
土を装置にセット、水を1L補充し、コンセントにプラグを差し込めば、あとは自動的に水やりも行われ植物がすくすくと育っていくわけです。
またLEDライトは植物を不自然に育ててしまうということで、植物の育成に最適な波長を持つLEDを採用。合計6Wの光なので、1年でも電気料金は400~500円程度と経済的にもなっています。
こちらがClick & Growの皆さん。
現在発売されているキットの使い方・植物の育て方は以下のムービーから見ることができます。今回開発されているキットは以下のものにLEDライトをつけ、電池ではなく直接コンセントから電気を取るようになっているようです。
Click & Grow - How it works - YouTube
なお、現在はLEDライト付きの改良版を開発する資金を募集中。タイム・バジル・レモンバームという3種のカートリッジとセットになったSmart Herb Gardenは39ドル(約3800円)でゲット可能で、49ドル(約4700円)出資するとピンクやオレンジ、グリーンのものがゲットできます。
締め切りは2013年5月1日午前2時1分です。
・関連記事
魚の泳ぐ水槽の水を掃除不要でキレイにしつつハーブも育つ「Aquaponics Kit」 - GIGAZINE
カラフルなiMacをそのまま水槽にした「Macquarium」 - GIGAZINE
土に突きさすとトマトやミントが生えてくる鉛筆「Sprout」 - GIGAZINE
排熱を利用してコンピューターからすくすくと草を生やす方法 - GIGAZINE
机の上でガラス張りのコケを簡単に育てることができる「MOSSER」 - GIGAZINE
・関連コンテンツ