Appleはバグが修正されていないことを確認しない限りバグ報告を無作為にクローズしてしまう

「StopTheMadness Pro」や「ChangeTheHeaders」といったアプリケーションの開発者であるジェフ・ジョンソン氏が、「Appleはバグが修正されていないことを確認しない限り、バグ報告を無作為にクローズしてしまう」と訴えています。
Apple randomly closes bug reports unless you “verify” the bug remains unfixed
https://lapcatsoftware.com/articles/2026/3/11.html
Appleは開発者からのフィードバックやバグ報告を受け付ける「フィードバックアシスタント」を提供しています。ジョンソン氏はフィードバックアシスタントのボイコットを企画したことがあるそうですが、これが他の開発者の間で広まることはなかったそうです。
そんなジョンソン氏でさえ、フィードバックアシスタントを使ってバグ報告する動機は「依然としてある」と語っています。その理由は簡単で、Appleは報告されたバグを一部修正してくれるからです。
ジョンソン氏は「バグ報告プロセスに対する私の主な不満は、修正されないバグではなく、バグ報告とそれを提出する人々に対する敬意の欠如です。Appleはまるで私たちの時間に価値がないかのように、まるで私たちにはAppleに奉仕する義務があるかのように、何の躊躇もなく私たちの時間を意図的に無駄にしています」と語りました。

ジョンソン氏がこのように主張する理由は、同氏が2023年3月に報告した、「プライバシー:ネットワークフィルタ拡張機能のTCP接続とIPアドレスの漏えい」というバグにあります。ジョンソン氏はバグ報告で、バグの再現手順とXcodeプロジェクトを提出したそうですが、このバグについてAppleから3年以上返答はありませんでした。しかし、Appleは2026年3月に入ってからmacOS 26.4のベータ4でこの問題を検証し、ジョンソン氏にバグ報告を更新するよう通知してきたそうです。
しかし、ベータ版のアップデートは非常に面倒で、過去にベータ版でバグ修正を試みた際に痛い目にあったこともあるため、macOS 26.4ベータ4でバグが修正されているかをAppleに直接問い合わせてみたそうです。しかし、Appleの返答はあいまいで、ジョンソン氏の質問に直接答えることはありませんでした。また、2週間以内に検証しないとバグ報告を閉じてバグが修正されたとみなすとAppleは通知してきたそうです。
ジョンソン氏自身はmacOS 26.4ベータ4をインストールしていませんが、 同OSを使用しているLittle Snitchの開発者に話を聞いたところ、macOS 26.4ベータ4でもバグは再現可能であることが明らかになりました。これについて、ジョンソン氏は「どうやらAppleは、私が修正していないバグを『検証』するよう要求し、意図的に私を無駄な調査に駆り立てたようです。おそらくAppleは、バグが自然に消滅することを願っていたのでしょう」と記しています。

ジョンソン氏は他にも100%再現可能なバグとして「ピン留めされたタブ:読み込みの遅いtarget="_blank"リンクが間違ったタブに表示される」を報告していますが、これもAppleは「調査完了:現在の情報では診断できません」として、バグの修正を拒否しているそうです。ジョンソン氏はバグ報告を更新し、Appleに対してどのような追加情報が必要か尋ねたそうですが、Appleは追加情報を要求しないまま放置している模様。
そのため、ジョンソン氏は「Appleの経営陣の中には、バグが修正されたかどうかに関わらず、部下にバグ報告を閉じるよう指示している愚か者がいるとしか考えられません。見えないところにあれば、問題にならないというわけです。Appleの内部指標では未解決のバグ報告件数を人為的に低く抑えているため、ソフトウェアの品質に問題はないと判断されているのでしょう」と記しました。
ジョンソン氏が自身のブログでこの件について報告したところ、ブログはHacker Newsのトップページに掲載され、インターネット上で多くの注目を集めたそうです。その後、Appleはジョンソン氏のバグ報告を更新したそうですが、内容は「システム診断の要求」だった模様。これに対して、ジョンソン氏は「システム診断は必要ないはずですし、ユーザーインターフェースのバグにシステム診断がどのように役立つのか分かりません」と回答したそうです。

なお、ソーシャル掲示板のHacker Newsでは、「著者は以前にエンタープライズソフトウェアの分野で働いた経験がないようです。これはよくある手口で、開発者がバグ報告者に対して『再現できないのですが、最新バージョンで確認していただけますか?』と反論しつつ、実際には何も対応しないというものです。そして、確認されなければ『ユーザーエラー』または『再現不能』として、バグ報告をクローズできます。もちろんこれに対抗する唯一の方法は、実際に確認せずに『はい、確認しました』と答えることです」という指摘も挙がっていました。
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in ソフトウェア, スマホ, Posted by logu_ii
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