「Chrome 23」正式版リリース、Do Not Track対応とバッテリー消耗抑制

by arkholt

「Chrome 23」が正式にリリースされ、Webサイトを訪れたユーザーの行動追跡の拒否を伝えるDo Not Trackの追加、Windows版ではGPUの動画再生支援機能に対応し動画再生時のバッテリー消耗の大幅抑制、現在地情報・カメラなどのサイト側からのアクセス許可設定が簡単にできるようになりました。

Chrome ブラウザ
https://www.google.com/intl/ja/chrome/browser/

Google Japan Blog: Chrome 最新安定版で、バッテリー寿命をより長持ちに
http://googlejapan.blogspot.jp/2012/11/chrome.html

Chromium Blog: Supporting new media experiences on the web
http://blog.chromium.org/2012/10/supporting-new-media-experiences-on-web.html

◆Do Not Trackの有効化
Do Not Trackは初期状態では無効になっているので有効にする場合は、右上にある三本線のアイコンをクリックして、「設定」をクリック。

表示された画面下部にある「詳細設定を表示」をクリック。

プライバシーにある「閲覧トラフィックと一緒に『トラッキング拒否』リクエストを送信」にチェックを入れます。

最後に「OK」をクリックすればDo Not Trackが有効になります。

なお、Do Not Trackの有効性は各サイトと各サービスの対応によって異なるため、Googleでは共通の返答方法を将来的に設定できるように現在取り組んでいます。

◆バッテリー消耗の抑制
Googleで行ったテスト（Windows 7を搭載した Lenovo T400で、1080p/30fps/h264動画を閲覧）の結果、GPUの動画再生支援機能を有効にしていた場合はバッテリー寿命が25%も長持ちしたとのこと。

◆許可設定の管理
これまで設定画面から行っていた「画像」「Javascript」「プラグイン」「ポップアップ」「現在地」「通知」「全画面表示」「マウスのロック」「メディア」のサイト側からのアクセス許可設定は、アドレスバーにあるページアイコンや鍵アイコンクリックして設定できるようになりました。

◆アップデート
アップデートは自動的に実行されますが、すぐにアップデートしたい場合は、右上にある三本線のアイコンをクリックして、「Google Chromeについて」をクリックすればアップデートの実行ができます。