自衛隊に対する理解を深める3年に1度の「自衛隊観艦式」の事前公開を見てきました

3年に一度、自衛隊の最高指揮官(内閣総理大臣)が艦隊を観閲することにより、部隊(隊員等)の士気を高め国内外に自衛隊の精強さをアピールすること、また国際親善や防衛交流を促進することや、国民に自衛隊に対する理解を深めてもらうことを目的とした「平成24年度自衛隊観艦式」の事前公開が行われたので、行ってみることにしました。
海上自衛隊:平成24年度自衛隊観艦式
http://www.mod.go.jp/msdf/formal/kankan/2012/index.html
場所は「神奈川県横須賀市西逸見町1丁目」の海上自衛隊横須賀地方総監部で、横須賀駅から徒歩5分の距離です。
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海上自衛隊横須賀地方総監部が見えてきました。

ゲートをくぐった後は手荷物検査が行われ、危険物が無いかチェックされます。

今回乗船するのは、「護衛艦いなづま」。「むらさめ」型の5番艦として、平成12年3月15日に就役した対空、対艦および対潜攻撃能力を有した艦であるとのこと。

港の方に歩いていくと、巨大な艦の姿が見えてきました。

これは「護衛艦いせ」で、観艦式では初めての登場。あまりに大きくまるで要塞のようです。

左に見えるのは手前から「護衛艦いなづま」「護衛艦ゆうだち」「護衛艦あたご」。

いなづまに乗り込み、飛行甲板から上を目指します。

階段を上がって……

扉を抜けると……

高性能20mm機関砲などがある「CIWS甲板」に出ました。

眺めがよく、隣の「護衛艦いせ」もよく見え、出港する瞬間もとらえることができます。

「護衛艦いせ」が出港。巨体が動いていく様は圧巻。

隣の「護衛艦ゆうだち」の甲板では「佐世保音楽隊」が出港前に観客に向けて演奏を披露していました。もちろん楽曲は「宇宙戦艦ヤマト」。

音楽隊の華麗な演奏で気持ちが乗ったところで、「護衛艦ゆうだち」も出港!

こちらは「護衛艦くらま」の出港の準備をしているところ。

小型船がくっついていますが、実は緑色のロープをつなぎ艦を引っ張っているのです。

港を離れたところで、小型船は「護衛艦くらま」から離れます。

「護衛艦くらま」も出港です。

いよいよ「護衛艦いなづま」も港から離れ、出港しました。

甲板の回りを見てみると、レーダーを発見。

こちらは「高性能20mm機関砲」で、近接する対空目標に自動もしくは手動で発射する機関砲です。

人の2倍ほどの高さがあり、非常に大きいことがわかります。

先端はこんな感じ。

レーダーのような白い丸い部分は「FCS」と呼ばれる射撃管制装置だそうです。

こちらは上に乗っている四角形ものが進入角を、下の棒が水平具合を着陸しようとするヘリなどに知らせる機械。

甲板から後方を見ると「試験艦あすか」など4つの艦が編隊を組んでいるのが見えます。


向かって左には三浦半島から出る漁船の姿も。

「試験艦あすか」

「訓練支援艦てんりゅう」

「潜水艦救難艦ちはや」

その名の通り、撃沈された潜水艦を助ける役割を担っており、白いミサイルのようなものが「深海救難装置」と呼ばれるもので、これを沈めて救援活動を行うそうです。

5450トンもある巨体で甲板に立っている人が豆粒のようです。

「護衛艦あたご」

「護衛艦ひゅうが」

進路を変更しようとしている「試験艦あすか」&「潜水艦救難艦ちはや」

並走する「護衛艦ひゅうが」&「護衛艦ちょうかい」

「護衛艦いなづま」などが所属する「観閲部隊」「観閲付属部隊」と「受閲艦艇部隊」が交差するのがこの観艦式の見どころの1つ。

「受閲艦艇部隊」の旗艦を務める「護衛艦あきづき」がやってきました。

「護衛艦はたかぜ」

「護衛艦しらね」

「護衛艦たかなみ」

「護衛艦おおなみ」

「護衛艦はるさめ」

「護衛艦いせ」


「護衛艦せとぎり」

「護衛艦はるゆき」

「護衛艦あさゆき」

右から「潜水艦けんりゅう」「潜水艦いそしお」「潜水艦わかしお」

普段は潜っているのですが、観艦式では海面から姿を出しており、実際に見ることができます。

「掃海母艦ぶんご」

「掃海艇あいしま」

「掃海艇みやじま」

「掃海艇ひらしま」

「掃海艇たかしま」

「掃海艇えのしま」

「輸送艦くにさき」の姿が見えてきました。

「輸送艦くにさき」

「LCAC」

「ミサイル艇くまたか」

「護衛艦うみぎり」

こちらは祝賀航行部隊の「フリゲート SYDNEY」。オーストラリアの艦艇です。

シンガポールの艦艇「揚陸艦 PERSISTENCE」

アメリカの艦艇「巡洋艦 SHILOH」

左から受閲航空部隊の「UP-3C」&「P-3C」

左から「SH-60J」×3、「UH-60J」×2

「MCH-101」×3

「MH-53E」×3

「CH-47J」(陸自)×3

「SH-60J」の編隊


「US-2」×2

「P-3C」×3

「F-15J」×3

後ろには「試験艦あすか」など。

左から「補給艦ましゅう」&「護衛艦はるゆき」

ここからは、装備品の展示で、5インチ単装連射砲による大砲の発射や、対赤外線誘導弾ミサイル防御などのために使用するIRデコイが見どころです。
祝砲発射 - YouTube




IRデコイによる煙の中に突っ込む「護衛艦ゆうだち」


「P-3C」の対潜爆弾による水しぶき。




これで全ての演目が終了しました。

最後は甲板にて演奏などを聴きながら港を目指します。

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