「いちごのカレー」という名前だけで嫌な予感がするが勇気を振り絞って食べてみた
レトルトカレーの具の定番といえば、肉、じゃがいも、にんじん、たまねぎなどですが、どういうわけかいちごを使ってしまったというレトルトカレーを発見しました。永井園の「いちごのカレー」(税込525円)は、栃木名産のいちご「とちおとめ」を使用しカレーの辛さといちごの酸っぱさを甘さをマッチさせているということで、どんな味なのか食べてみることにしました。
☆[栃木限定!!] 「いちごのカレー」 (真岡産とちおとめ使用)☆
ハウス食品の「フルーチェ」かと思うぐらいイチゴを最前面に押し出したパッケージ、コレが「いちごのカレー」です。
いちごの生産量日本一を誇る栃木県真岡産の「とちおとめ」を使用。
側面にも「いちごのカレー」の文字。
原材料はこちら。イチゴピューレ……なにやら怪しい予感がします。
栄養成分です。
調理方法も記載されています。一般的なレトルトカレーと同じく、熱湯であたためます。
お湯であたためること約5分。
完成しました。見た目は完全に普通のカレーで、匂いも普通のカレーそのものです。
具にも特に変わった点は無く、いちごらしさを見ることはできません。
いろいろ具を調べてみても、やはりいちごは無さそうです……。
「見つけた!」と思ったらにんじんでした、残念。
どうやら、「イチゴビューレ」ということで、いちごはすりつぶされてルーに溶け込んでいるよう。なるほど、見た目では無く味でいちごを感じろということです。
口に入れた瞬間広がるスパイシーな香りとじゃがいもなどの野菜のホクホクとしたこの食感は、そう、まさに普通のカレーの味。「普通のカレーやないか~」とツッコミたくなるほどです。「いちごのカレー」だということを意識すると少し酸味の味が感じられますが、いちごの味を特定できるほどではありません。そしてさらに神経を研ぎ澄ませると、いちごのタネのツブツブ感も感じることが可能に。
パッケージのインパクトが強く過剰な期待をしがちですが、「写真はイメージです。」とあるように決していちごがそのまま入っているような味わいがあるわけではありません。しかしながら、パッケージは漫才でいうところの「つかみ」、味の普通さは「ボケ」と考えると食べる人間の「ツッコミ」次第では、完成度の高い漫才を楽しむことができるレトルトカレーになりそうです。
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