最高時速6500km・約6時間で世界1周できる交通機関「Evacuated Tube Transport」
未来のよくある想像図として謎の透明チューブが都市の中に張り巡らされており、その中を円筒状の乗り物がすごいスピードで駆け回る……というものがありますが、それを本気で実現しようとしているのがET3社の「Evacuated Tube Transport(真空管輸送)」です。
Evacuated Tube Transport could take you around the world in just 6 hours
http://newsdirect.nma.com.tw/SingleItem.aspx?asset_id=OEM_20120417_OINT_007_v1
どういったアイディアなのかは下記ムービーを見るとよく分かります。
Evacuated Tube Transport could take you around the world in just 6 hours - YouTube
最高速度は時速6500km、リニアモーターカーのようにチューブの中を進みます。
最大6人乗りで、このようにして乗り込みます
重さは183kg、長さは16フィート(約4.8メートル)、輸送能力は4人~6人で、重さとしては約362キロ~約408キロまで可能。
このようにしてチューブの入り口まで持って行き、ばしゅんと吸い込まれる感じ。
この速度だとどれぐらいのG(重力加速度)がかかるかというと、なんと1G、普通と同じ
ニューヨークからハリウッドまでは45分
ニューヨークから中国の北京まで2時間
列車または飛行機より安全で、より安く、より静かな移動手段になるそうです。
このアイディア自体の歴史は古く、1990年代初頭にDaryl Oster氏によって考案され、1997年には特許が出され、そこから実現に向けて何かいろいろとがんばって活動している……というような感じです。
なお、果たしていつになったら具体的に実現可能な計画が動き出すのかはまったくもって不明です。
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