レンズ5本×カメラ3台が収納可能なプロ仕様カメラバッグ「Skyborne」レビュー

3カ所からのカメラの出し入れが可能で、三脚ホルダーに雨対策のカバーなどの機能を満載したバッグや望遠レンズを装着したフルサイズ機+サブカメラ×2+交換レンズ5本が収納できる特大製品といったプロ仕様カメラバッグのラインナップ「Skyborne」。同シリーズはグッドデザイン賞」を受賞していたり「TIPA」によって最優秀カメラバッグに選ばれていたりと割と評価が高いので、細かい使い勝手や強度、背負った感じがどうなっているのか、実際に購入して確認してみることにしました。
なお、今回購入したのは同シリーズ中で一番小さい「Skyborne 45(税込み3万6700円 )」と最大容量の「Skyborne 53(税込み5万円)」です。
◆Skyborne 45
巨大な段ボール箱に入って届きました。上に載せた12インチのノートPCと比べるとその大きさがわかるハズ。

フタを開けてみると、中身はスカスカ。

背面はこんな感じ。外寸は340(W) x 490(D) x 340(H)で重量は約2.32キロです。

背負ってみました。腰や肩の部分にはパッドが入っているのでバッグの中身が体に当たったりベルトが食い込むことがないので意外と快適。登山用のバックパックと似たような背負い心地です。

背面下部から袋状のものを引っ張り出すと……

三脚をひっかけて固定できます。重心から遠い部分に重量が増えるので背負った時の安定性は損なわれますが、スグに出し入れできるのは便利。

主な開口部にはプラスチック製の留め具がついており、万が一ファスナーが機能しなくなってもフタが開きっぱなしになることはありません。

ファスナーはプラスチック製の一般的なもので耐水性などはありません。

一番外側を開けると中にPC用のケースが入っていました。

12インチのレッツノートが収納できるサイズです。

内側にはペンや小物を入れるためのポケットがあり、WiMAXルーターなどこまめに出し入れするものを収納するのに便利です。

深さは約40センチほど。B4サイズの雑誌を入れることが可能です。

ネームタグ付き。ここに名前や電話番号を書いておけば万が一置き忘れた場合などに連絡してもらえるかもしれません。

持ち手は太めでクッション性があるので、重量のある機材を運ぶ際に手にベルトが食い込みにくくなっています。

後方から見て左になる側面はこんな感じ。若干厚みはありますが、バックパックのような見た目です。

下部のファスナーにはマグネットで固定する小さなベルトが付いています。これは、他人に簡単に開けられないようにするための部品だそうですが、引っ張るだけでペロンと取れてしまうので実際はデザイン的アクセントにすぎません。

バッテリーの充電器などが入るポットがあります。

内側ともつながっているので、フタを開けた状態でもスグに外側のポケットにアクセスできます。

SDカードやバッテリーが入るミニポケット付き。

メインコンパートメントからも直接出し入れができるので、レンズ交換をする際などに便利。

一番外側のファスナーを開けるとカバンのマチが広がり容量が少しだけ増えます。

後方からみて右になる側面はこんな感じ。こちら側にはメインコンパートメントにアクセスするためのファスナーはありません。

ペットボトルなどが入る伸縮性のある素材でできたポケット付き。

背面です。肩ひもの根元と腰が当たる部分のスポンジの裏にファスナーがついておりメインコンパートメントにアクセスできます。

キャリーケースなどの持ち手を通して運ぶためのベルトがありました。空港などで移動する際に、スーツケースの上に置いて運び、カメラバッグのみを手荷物として持ち込むと言った使い方ができます。

肩ひもにはスマホ用のケースを搭載。伸縮性のある素材なのでフィット感を保ちつつ様々なサイズの端末に対応できます。

重量がかかる部分の縫い目はなかなかしっかりとしたつくり。カメラやレンズ、三脚と言った重量のあるものを運ぶのでこれくらいの方が安心感があります。

肩ひもには光を反射する素材でラインが入っています。夜道を歩いている時に車のライトなどがあたるとキラッと光るのでドライバーの注意をひけます。

腰や肩に当たる部分はメッシュ素材になっており汗をかいても素早く乾燥する様になっています。

腰ひもは取り外し可能。これがないと肩にほぼ全ての重量がかかってしまいますが、かさばる部分ではあるのでコンパクトにしたい場合は外してしまうのもあり。

上部のコンパートメントには背中側にあるファスナーを開けてアクセスします。内側はクッション性のある素材でできているのでカメラを直接入れても安心。なお、サイズ的にはニコンのカメラでは一番大きい「D3S」を入れても余裕。

下に付いているクッション兼仕切りを取り外せばノートなどがすっぽり入る縦長のカバンになります。望遠レンズを付けたままカメラを運ぶ場合にも便利そう。

腰の裏のファスナーを開けるとレンズなどを入れる部分があります。なおここは本体左側にあったファスナーからアクセスできる場所と同じです。

仕切りは取り外しできるので収納するレンズのサイズに合わせて組み替え可能。予備のカメラを入れることもできるので、機材の自由度が広がります。

フタの部分にはメッシュポケットがあるのでブロワーやカードリーダーなどを入れられます。

底面にはプラスチック製の「足」が付いており、固い地面に多少ラフにおいてもショックを吸収してくれそうです。

腰当ての下にはレインカバーが収納されています。コレを取り出してスッポリとバッグを覆えば雨が降ってきても中身が濡れないという仕組み。

カバーをかけるとこんな感じ。中身は取り出せなくなりますが、雨からしっかりガードしてくれそうです。

◆Skyborne 53
こちらはより大型の「Skyborne 53」のボックス。なぜか、外装はこちらの方が小さいというのが不思議。ちなみに手前にあるノートPCのサイズは12インチです。

後ろから見るとこんな感じ。サイズは390(W)×600(H)×440(D)ミリです。

並べてみると1.5倍くらいの大きさであることがわかります。

実際に背負ってみるとこんな感じ。かなりの大きさですが、ほとんどが衝撃からカメラを守るためのクッションなのでこう見えても重量は3.44キロです。

外側のポケットは高さ約47センチ。こちらもノートPCケース付きです。

ミニポケットもありました。

ノートPCケースも付属。

サイズが増した分中身がより重くなるので、ファスナーを支えるベルトが1本増えています。

「Skyborne 53」の最大の特徴はメインコンパートメントが外側からフルオープンできること。代わりに背中や横からのアクセスはできません。

望遠レンズを付けた大型カメラとレンズ5本にサブカメラ2台が余裕で入ります。まさにプロ仕様の特大サイズ。

開けた瞬間にカメラが落ちてこないようにベルクロで留めておくことができます。

後方から見て左になる側面には小物入れがありますが、レンズなどを収納する部分とはつながっていません。

◆おまけ
「グッドデザイン賞受賞記念」ということで雲台(三脚の上でカメラを留める部品)が付いてきました。Amazonで調べたところ「BALLHEAD ボールヘッド SBH100(税込み7317円)」ということで、結構な値段の製品でした。

内容物は本体とサブパーツ、取り扱い説明書などです。

三脚に載せるとこんな感じ。プラモデルの関節などと同じボールジョイントが付いた自由雲台なので角度を自在に変えることができます。

水平機もついているので静物や風景などを撮る際に重宝しそうです。

両モデルとも堅牢なつくりと大容量が特徴なので、ハイアマチュアからプロ向けの製品という印象。換えのレンズやフルサイズ機など大きめなカメラをきっちり保護しつつ素早く中身を取り出したい、という場合には便利なつくりなので撮影機材をたくさん持ち歩きたい人向けです。
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