世界最安となる2000円台のタブレット端末、1年の時を経てようやくリリースへ
昨年9月にインドの大手メーカー「HCL Technologies」が35ドル(約2700円)で購入できるタブレット端末の生産に乗り出すことが明らかになりましたが、いよいよ実現へとこぎ着けることを同国の政府関係者が明かしました。
$35 computer billed as world's cheapest to be launched on Oct 5 - Economic Times
インド紙「Economic Times」が報じたところによると、インドのHDR(人材開発省)の大臣、Kapil Sibal氏が「35ドルタブレット」について来月利用できるようになるだろうと明かしたそうです。また、当局関係者はこのタブレット端末が10月5日にリリースされると述べています。
Sibal氏は学生の教育用として開発されたこのタブレットについて、教育だけでなく他の分野への活用に期待を寄せており、国家から貧困などを無くすために大きく寄与するとしているほか、情報教育を行う教員の質の確保も大きな課題であるため、インド政府の第12次5ヶ年計画に教員の養成を盛り込むことを政府に要望するとのこと。
リリースされる予定のタブレットは5、7、9インチのタッチスクリーンを搭載し、ブラウザやPDFリーダー、ビデオチャット機能、メディアプレーヤー、リモートコントロール機能、マルチメディア入出力インタフェースなどを搭載する予定であることが昨年7月に公開されたプロトタイプから判明しています。
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