どこがカリブだとスパロウが怒りそうな「ペプシ カリビアンゴールド」レビュー

7月26日からサントリーがペプシの新しいフレーバー「ペプシ　カリビアンゴールド」の販売を開始したので、さっそく買ってきました。

ペプシといえばコカ・コーラと並ぶ正統派コーラを出す一方で、突き抜けたフレーバーも出し続けていることで有名。今回のカリビアンゴールドは「カリブ海の高級リゾートをイメージした爽やかなコーラ」だそうです。

原材料。特におかしなものは入っていないので、これは期待できるかも……とこのときは思っていました。

100mlあたり47kcal。

グラスに注いだところ。色はかなり黄色く、また、強く甘ったるい匂いが一気に広がります。

ペプシがしゅわしゅわとしている一方で、甘ったるい匂いが脳を刺激。ものすごくノスタルジックな香りというか、絶対に昔一度は嗅いだことのある匂いで、それがいったい何だったのか、過去へと意識が飛んでいきます。

フレーバーとしてはカリブ海沿岸などに生育するミカン科のホワイトサポテという果実の味だそうなのですが、正直、匂いが強烈で味のことは忘れてしまうレベル。この匂い、子どものころに病院で飲まされたシロップのような感じがします。栄養ドリンクっぽいペプシ「エナジーコーラ」の時も同じような印象でしたが、あちらはもっと薬寄りの香りで、こちらは駄菓子系統の香り。ある編集部員からは「ペプシあずきよりマシ」という意見も出ましたが、ペプシあずきは平気で飲めた人間からするとこちらの方がひどいような気が……。少なくとも、あまりハイレベルな戦いにはならないようです。

いずれにせよ、行ったことのないカリブの高級リゾートを連想するものではなく、もしもジャック・スパロウが飲んだら「これの何がカリブだ」(CV：平田広明)と怒ってくれそうなレベルでした。この黄金色がカリブっぽさだったのでしょうか。