恐るべきヒッティングマッスルを持つ74歳のボディビルダーおばあちゃん、悲しい別れを越えてギネスホルダーに
女性のボディビルダーというのはもはや珍しくないかもしれませんが、最高齢の女性ボディビルダーとして2012年のギネス世界記録に認定されたErnestine Shepherdさんは、74歳とは思えない恐るべき筋肉を持っています。
過去18年間で9度のマラソン出走、2度のボディビルコンテスト優勝という記録を持つShepherdさんですが、実は56歳になるまで自堕落な生活を送っていたと語っており、卓越した肉体を築き上げるという決意の裏には、姉との悲しい別れと約束があったそうです。
Ernestine Shepherdさんの筋肉とそれにまつわるエピソードは以下から。Ernestine Shepherd is Guinness oldest female bodybuilder at 74 | Mail Online
最高齢の女性ボディビルダーとして2012年のギネス世界記録に輝いたErnestine Shepherdさん、74歳です。
漫画「範馬刃牙」に登場するキャラクターのような恐るべきヒッティングマッスル。
Shepherdさんの横にいるのは、54年間連れ添っている夫のCollinさん。食事は毎回夫であるCollinさんが作ってくれるとのこと。
初めてボディビルコンテストで賞を取ったときの銅像。
コンテストでポージングをするShepherdさん。
Shepherdさんは、1日3回生玉子の白身を飲むとのこと。ステロイドやサプリメントは使っていないそうです。
そんなShepherdさんも、実は56歳まではソファに寝転がってテレビを見ながらポテトチップスを食べるような、自堕落な生活をしていたとのこと。だんだん自分の体がだらしなくなっていくのに気づいたShepherdさんは、姉であるMildredさんと一緒にトレーニングを開始。2人はボディビルのコンテストに出場するまでになったそうです。
しかし、そんな最愛の姉であるMildredさんが、動脈瘤により突然の死を迎えます。Shepherdさんは深い悲しみに襲われ、ふさぎ込んでしまいますが、悲しみの中で姉と指切りをして交わした約束を思い出します。その約束とは「体を鍛えてコンペで勝てるようなボディビルダーになろう」というものでした。
その約束を胸に、Shepherdさんは厳しいトレーニングと食事制限を開始。妹であるBerniceさんの「こんなのできないって思う度に、テニスシューズのヒモを締めて、外に出かけなさい」という言葉に助けられ、56歳でトレーニングを開始してから、マラソンに9回出走し、ボディビルコンテストでは2回の優勝を果たし、今回ギネス記録を与えられるまでに至りました。
Shepherdさんはボディビルダーとして活躍するかたわら、フィットネスクラスの講師も務めているそうです。
ウェイトトレーニングを行うShepherdさん。「高齢者もウェイトトレーニングを恐れる必要はない」と語ります。
下のムービーはShepherdさんがテレビの取材に答えたもので、実際の練習風景も撮影されています。
YouTube - 74 Year Old Female Body Builder
「私たちはみんないずれ死にます。けれど、それが生きている間の人生の質を高めてくれるんです」と語るShepherdさんの携帯の着信音は「ロッキーのテーマ」だそうです。
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