日清食品がカップラーメンなどを再値上げする可能性を示唆、原材料の高騰を受けて
世界的な原材料価格の高騰などを受けて、日清食品が2008年1月に即席めんの値上げに踏み切りましたが、原材料のさらなる高騰を受けて再値上げに踏み切る可能性があることを示唆しました。
詳細は以下から。
時事ドットコム:日清食品HD、今期営業益25%減=原材料高で値上げも
日清食品:即席めんの値上げ検討 小麦粉などの高騰で - 毎日jp(毎日新聞)
時事通信社や毎日新聞社の報道によると、日清食品ホールディングスは5月11日に発表した2012年3月期の見通しにおいて、売上高が前期比5.4%増の3950億円と伸びる一方、原材料費の高騰によって営業利益が約60億円押し下げられ、24.7%減の260億円に落ち込むと予想したそうです。
これは小麦粉やパーム油、容器などの価格が高騰しているためで、中川晋副社長は「特にパーム油の価格がさらに上がると経営的に厳しい」とした上で「これだけコストが膨らむと値上げも十分あり得る」とコメントし、即席袋めんやカップめんの価格の値上げを示唆しています。
また、政府が製粉会社に引き渡す小麦の価格が4月から平均18%引き上げられたことを受けて、食品メーカーへの小麦粉の出荷価格も引き上げられており、東日本大震災の業績への影響を踏まえたうえで、時期や値上げ幅は慎重に判断する方針とされています。
なお、原材料費が高騰した2007~2008年には即席めんだけでなくパンやビールなどの小麦を使った製品や、ついにはコミックスまでもが値上がりしましたが、今回も各社が追従することになるのでしょうか。
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