限りあるスペースを有効活用、壁面がすべて可動するトランスフォームマンション
あまり広くない部屋に住んでいたり、同居人の数が多かったりすると、家具をできるだけ無駄なく配置したりしてスペースを有効に活用しないと快適な暮らしができません。しかし、台所やお風呂は固定なのである程度の場所を取ってしまうし、寝るスペースはできるだけ広く欲しいもの……。
そんな願いを実現した部屋が香港のマンションに登場しました。自力で作り上げたというこの部屋、確かに慣れると暮らしやすそうな感じがします。
詳細は以下から。
Gary Chang: Life in 32 sqm | ArchDaily
YouTube - A Tiny Apartment Transforms into 24 Rooms
香港のとあるマンション……
ここにものすごい秘密が隠された部屋があります。
部屋の住人、Gary Changさん。建築を勉強しており、この部屋はすべて自力で改装したもの。
外から見ても微妙に周囲の家とは雰囲気が異なっています。
14歳のころに引っ越してきて以来、この部屋に両親、妹たちと暮らしていたChangさん。かつては廊下状態となっていた居間で生活を送っていましたが、両親たちが家を出た1989年ごろから自分なりの部屋を追求しています。
いまや家の中をChangさんが移動するのではなく、家がChangさんにあわせて移動する状態となっています。
このように、壁面の本棚などは移動可能。
仕組みとしては天井にレールが敷かれていて、それに沿って移動するという形。また、床側には車輪がついています。
すごく広く見えますが、天井には鏡が張られています。
本棚を引っ張り出してくると……
その後ろから収納棚が出現。
その棚も移動可能で、さらに後ろからはお風呂が出現しました。
お風呂の上には収納式ベッド(のようなもの)が。Changさんが常用するベッドは他にあるので、これは客人用か何かなのかも。
こちらがChangさんのベッド。
跳ね上げ式になっていて、ベッドの下からはソファーが登場。
これがテレビ鑑賞スタイル。
テレビの裏側にはキッチンが隠れています。
全体的に部屋がオレンジ色に見えていますが、これは窓に色がついているため。Changさんはできるだけ室内の電気をつけなくてもいいようにと広い窓に変更しています。
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