取材

最新作「Rewrite」の発売を控えたビジュアルアーツ本社へ行ってきた


大手ゲームメーカーのビジュアルアーツ本社へ行ってきました。「ビジュアルアーツ」はその傘下に多くのブランドを抱えており、中でも「リトルバスターズ!」「クドわふたー」「CLANNAD」「AIR」「Kanon」を作ったkeyの名前は広く知られているのではないでしょうか。

今回は実際に社屋で、開発室や自慢のスタジオを拝見、さらには最新作「Rewrite」のメインスタッフである樋上いたるさん、都乃河勇人さん、折戸伸治さんにインタビューもしてきました。

てんこ盛りの詳細は以下から。
大阪市内にあるビジュアルアーツのビルへと向かいます。教えてもらった場所に到着。


「NORTH FORT(北の砦)」、なるほど、自らをゲーム業界の砦に例えているのかと勝手に納得していたら……


隣の黒いビルがビジュアルアーツでした。ちゃんと「VA第一ビル」と書いてあり、社名も出ています。


内部に潜入。2階と4階が開発室、4階と6階がスタジオになっているようです。


4階開発室

まずは4階開発室にお邪魔しました。ちょうど最新作である「Rewrite」の作業が大詰めに向かっていたところでした。


いきなり鍋がお出迎え……といっても、何かを食べるための鍋ではなく、加湿器として使用しているもの。


ちゃんと普通の加湿器もありますが、フロアが広いためパワー不足なのかも。


部屋の上の方は空気が動かないためか、サーキュレーターが活躍。


普段は打ち合わせなどで使用したりしているテーブルです。


手前、奥とぎっしりスタッフの机が配置されています。


壁際にひときわ高く積み上げられた雑誌を発見。


人形やフィギュアもたくさん飾られています。


この席は原画家であり、Rewriteでは企画原案も担当した樋上いたるさんの席。


樋上さんにはこのあとインタビューにも参加してもらっています。


こちらはかなりさっぱりとしたデスク周り。


並んでいる高校教科書はシナリオの資料でしょうか。


「すぐかえれ!!」など、謎のメッセージがいっぱい。


シナリオの一部ですね。


オフィスのパーティションにはポスターやカレンダーがぎっしり。


こちらの机はまるで展示しているかのようにフィギュアが箱入りでこちら向けに置かれています。


足下もなにやら箱やCDでいっぱい。


席をのぞき込んでみましたが……これはなかなかのタワー状態。


CDタワーと見せかけて小説やPSPソフト「リトルバスターズ!Converted Edition」も混ざっています。


メガミマガジンクリエイターズもずらっと揃っています。


そして机の上、きれいなペンタブとかなり年季の入ったキーボードのコントラスト。無変換キーなどいくつかのキーが外れていますが、誤タイプを避けるために外しているのか壊れて外れているのか、この状態だと判別不能です。


ちょっとしたスペースに飾られているフィギュア。


「Angel Beats!」に登場するオペレーターの遊佐、天使ちゃん、ゆりっぺ、そしてなぜか高坂桐乃(「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」)。


クド成分が多めな机。


一番多いのはクドですが、中央にいるのは初音ミク。


鈴やクドといった近作のヒロインが多い中で、右側ディスプレイ奥のあゆうちわが目立っています。


観葉植物の置かれたメタルラック


ここに置かれているのが実は社内サーバー。


その隣の座席。


キャラグッズは少なめでまとめられているようです。


「CGバックアップデータ」と書かれたかなり大事そうなダンボールもラックに収納されていたりします。


ちょうど作業中だったようです。


ここもペンタブや左のディスプレイに比べて右側のCRTモニタの気合いの入りっぷりに目がいきます。


ウサビッチの膝掛けが気になります。


ハチエモンの壁紙とはなかなかイカすチョイス。


「能美クドリャフカ ハロウィンver.」、これはコンプエースの誌上通販限定商品。


こちらは入口近くの台所スペース


なんというパーティション……


冷蔵庫にはCLANNADステッカー


普通のマグカップに混ざって痛タンブラーも。


奥に進むと数々の作品で音楽を担当している折戸伸治さんの個室があります。……社内なのに、この説明文はなんでしょうか。


完全に外部と遮断はしないように窓がつけられています。このすだれは折戸さんが「せめてこれぐらいは」とつけたもの。


この室内だけは蛍光灯の色がかなり暖色系。これは折戸さんチョイス。


机の真横にキーボード。


これが作曲家の机というものなんですね。


ラックには書籍類よりもソフトやCDの方が多め。


ギターの姿も。


次は折戸さんの部屋の隣にもう一つある個室へ。


こちらはkeyのゲームの多くでシナリオを手がけた麻枝准さんの部屋。


机の上の黒いハコはPC……?


と思いきや関係ありませんでした。


足下にPC本体、なぜかディスクトレイが空きっぱなしでした。


作曲も担当する麻枝さんらしいデスクなのかも。


デスク横に天使ちゃん。


あのクッションは海賊品で、回収されて置き場に困っていたところ、適当なクッションを求めていた麻枝さんのもとへたどり着いたシロモノ。


本棚には本、ゲーム、書籍がぎっしり。


ギターも転がってますね。


運動不足になりがちなのでおいてあるというウォーキングマシン。


2階開発室

ビジュアルアーツは現在社内に13ブランドを抱えており、4階にある開発室だけでは足りないため2階にも開発室があります。


ユーザーサポート対応用のディスクがいっぱい。


一時休息用か、お菓子が置かれています。


巨大鍋は社内ではおなじみの加湿器。

これまでにリリースしたソフトの資料でしょうか、かなりの量です。


そのパッケージもたくさん。一般的にアダルトゲームのパッケージはかなり大きめなので、これまでの作品をすべて置いておくというのもなかなか大変なのではないでしょうか。


壊れたキーボード。これだけ使い込めば寿命を全うしたといえるのではないでしょうか。


こちらはかなり新しめのキーボード。交換用なのか、それともすでに壊れているのか……。


ケーブル、CPUなど山ほどのパーツが保管されています。


不気味にたたずむトルソー。


開発室を奥から見たところ。


数々の参考資料……?


チラシチェックのお仕事中、という感じです。


5月27日発売予定の「(18禁注意)学園退魔!ホーリー×モーリー」のものですね。ブランドはfrillです。


こちらでは「Rewrite」のスクリプトを担当、シナリオに沿ってキャラクターの表情を細かく指定する作業です。人によっては番号とどういう表情かという説明だけの表で作り上げる人もいるそうですが、ビジュアルで見つつ作業するために自己流でこのような表を作ったそうです。


取材日にはまだ品薄だったはずのニンテンドー3DS。たまには息抜きも必要です。


こちらのデスクはエヴァまみれ。


アスカ3体の中に大野さん。ボディボトルまであるのがすごい。


ディスプレイが3面に展開しています。


その隅にちょんと虹原いんく&高坂桐乃


これだけのマシンを置いているとケーブルがとんでもないことに……。


このような開発室でビジュアルアーツのゲームは作られているわけです。引き続き、社内に設けられた自慢のスタジオ内部へと潜入していきます。

ビジュアルアーツの誇る社内スタジオを見学してきた


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in 取材,   ゲーム, Posted by logc_nt

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