トワイニングのティーバッグを使った罪で会社をクビになった英国紳士
by fatniu
社内食堂でトワイニングのティーバッグを使ったことで会社から警告を受け、ついにクビになってしまった男性が、事のいきさつとその胸中を語っています。
彼が勤めていたのは食品や雑貨を売る小売店で、社則で自社製品のティーバッグ以外を店内から持ち出して飲むことが禁じられていました。
紅茶のティーバッグの種類が社員生命を左右してしまった、不運な男性のエピソードは以下から。Shop worker sacked from Co-op 'for drinking wrong type of tea' | Mail Online
イギリスのマンチェスター州・ディズベリーにある小売店で11年にわたって働いていたJames Aldenさん(47歳)は、ある日食堂にいる時、トワイニングのティーバッグを2箱所持していたのを上司に目撃され、そのことについて書面での警告を受け、懲戒会議に呼び出されました。
Aldenさんが勤務していた会社では「社内で紅茶を飲む際は、自社ブランドのフェアトレードの製品に限って店内からの持ち出しを認める」という規則があり、それに違反してしまったとのこと。紅茶の件に関する警告の書面には、「社の商品を事前に料金を支払うことなく食堂で使ったことによる横領」のために彼は罰を受けるべきだと書かれていました。
別の上司が彼をかばったので処分は保留となっていましたが、その後の調査で、彼はアルコールやタバコを売る時には買った人の年齢を書き留めておかなくてはならない決まりだったのに、25人の客の年齢を記録し忘れたことに関しても書面警告を受け、ついに解雇されてしまいました。
「社内で使うティーバッグの種類を間違えただけでクビにされてしまうなんて、本当にばかげていますし、驚いています。私は11年間病気1つせず出勤し、遅刻もしたことがない、模範的な社員だったはずなのに……」と、Aldenさんは悔しさをあらわにしています。
解雇の決め手になった、酒やアルコールを販売した客の年齢の確認ミスについても、「未成年に酒やアルコールを売らないように細心の注意を払っていた」と主張していて、今回の解雇にはまったく納得していない様子です。
4年前、Aldenさんは店に押し入ってきた強盗を退治し、ヒーロー扱いを受けたことすらありました。しかし、タイムカードを最新の物に変えようという提案をしたことで目をつけられ、どうにかクビにする理由を見つけようとあら探しをされるようになったそうです。
Aldenさんは自らの解雇について抗議するすべを持ち合わせておらず、仕方がないので次の職を探している最中だといいます。
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