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NTTドコモが全機種でSIMロックを解除へ、他社製端末を利用できるSIMカードの提供も


NTTドコモが以前から告知していたSIMロックの解除を開始することを正式発表しました。

また、他社製のSIMロック解除端末でNTTドコモのサービスを利用できるようにするために、SIMカードのみの提供を開始することも告知されています。

解除料金や他社製端末を利用した場合のパケット料金など、詳細は以下から。
報道発表資料 : SIMロック解除の開始について | お知らせ | NTTドコモ

NTTドコモのプレスリリースによると、同社は2011年4月1日(金)以降から新たに発売する端末について、NTTドコモでしか利用できないようにするSIMロックを解除する機能を搭載し、ユーザーからのSIMロック解除の申し込みを受け付けるようにするそうです。


SIMロックの解除には3150円が必要で、解除後も「ファミ割MAX50」や「ひとりでも割50」といった各種割引サービスは引き続き利用可能。ただしユーザーがNTTドコモの回線契約を解約する場合などには、従来どおり所定の解約金を支払う必要があるほか、月々サポートの適用が停止されます。

また、他社のSIMロック解除端末にNTTドコモのSIMカードを挿入して利用したいユーザーのためにSIMカードやmicroSIMカード規格に対応した「ドコモminiUIMカード」が発行されることも決定。SIMカードの発行はNTTドコモの回線契約が同時に行われる場合は無料ですが、発行料とは別に契約事務手数料として3150円が必要となります。

ちなみに他社製端末を利用する場合の料金プランや割引サービスなどはNTTドコモの端末を利用する時と同様の料金体系が適用。しかしパケット割引サービスについては、該当する端末がテザリング非対応で、指定のアクセスポイントを設定したものについてはパケット定額プラン「パケ・ホーダイ フラット(月額5460円)」などが適用され、その他の端末のパケット利用料金上限額は1万395円に。

通信カード向けの「定額データプラン」で契約した場合は、テザリングの対応可否にかかわらず、指定のアクセスポイントを設定すると「定額データ スタンダード割(月額5460円)」などが適用されるとしています。

国内最大手のNTTドコモが率先して打って出た形になるSIMロック解除ですが、ソフトバンクモバイルの孫正義社長がTwitter上でコメントした「ロック解除は、端末代が4万円値上げになる」というような事態は起きうるのでしょうか。

Twitter / 孫正義: ロック解除は、端末代が4万円値上げになる。強制すると ...


そしてNTTドコモが原則的に全機種でSIMロックを解除したことで、ソフトバンクモバイルがiPhoneやiPadを含めた自社で販売している端末のSIMロック解除に応じるのか……という点に注目が集まることになるわけですが、今後の動向が気になるところです。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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