レビュー

ドラッグ&ドロップするだけで画像をポラロイド写真っぽくしてくれるフリーソフト「Poladroid」


画像をドラッグ&ドロップするだけの簡単操作で、あたかもポラロイド写真のように加工することができる「Poladroid」がフリーソフトとして公開されています。実際にポラロイドで写真を撮ると、最初は真っ黒だった写真紙に撮影したものがジワジワと浮かび上がってきますが、それすらも再現しているなど、細部に渡って遊び心にあふれています。

この「Poladroid」はポラロイド社製のインスタントカメラ「One600 Classic」をモデルにしたソフトウェアで、Windows XP以降およびMAC OS 10.4以降のOSに対応しています。

ダウンロードとインストール、加工の仕方は以下から。Poladroid project | the easiest and funniest Polaroid Image Maker
http://www.poladroid.net/

上記ページ内の「Download Poladroid(バージョン番号)」をクリック


Windowsユーザーは「Poladroid(バージョン番号)English」をクリック。MACユーザーはその上の該当個所をクリック


「OK」をクリック


ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、中にあるインストーラーをクリック


「Next」をクリック


「Next」をクリック


「Install」をクリック


「Finish」をクリックで完了です。


デスクトップにできたショートカットをクリック


するとこんな感じでポラロイドアイコンが出てきます


試しにこの画像をポラロイド化してみます。アイコンへ画像をドラッグ&ドロップ


軽快なシャッター音と共にポラロイド風になりました。まだ茶色くて全体像がはっきりしません


数十秒経過しました。少しずつ画像が浮かび上がってきています


より一層はっきりとしてきました。


このように右下へ赤いチェックが付けば完成です。通常では「My Pictures」に保存されます。


これが完成画像。どこからみてもポラロイド写真です。ここまでに数分かかります。


◆ポラロイド写真へ汚れをつける方法など、各種設定

アイコンの右上にある水色の丸をクリックするとメニューが出るので「Preferences...」をクリック


「Destination folder」タブでは画像の保存先が選べます


「Image」タブでは詳細な設定が可能です。「Open it after each process」にチェックを入れると現像過程終了後にファイルが開きます。「Alert me if picture is too small」は画像が小さすぎる場合に警告を出す設定です。「Auto-rotate (exif tag)」へのチェックで、画像がポラロイドから排出される時、元画像のExif情報に記録されている通りの向きに画像が回転するようになります。「Sound effects」はシャッター音の設定で、「Flash effects」はMACだけの機能で、ドラッグ&ドロップ時にフラッシュがたかれます。「Thumb Rotation」を調整すると、サムネイルの角度を細かく設定可能です。


「Post processing」タブは画像そのものへの加工調整に関する設定が可能です。「Blur effect」にチェックを入れると「ぼかし効果」が出ます。「Stripes」はポラロイド写真に指紋などの汚れをつけることが可能です。「photo」なら画像自体に、そして「paper」なら周りの白枠に汚れが付きます。両方同時にチェックを入れることも可能です。「Vignetting」は周辺光量の調整ができます。


試しに「ぼかし効果」に加えて白枠に汚れをつけ、周辺光量を最大にしてみました。


するとこんな感じ。左が初期設定で、右がさっき設定したもの。周辺光量を変えたのでピンクがかっていて白枠部分に指紋が付いています。


「Stripes」の「photo」と「paper」の両方にチェックを入れるとこのように写真と白枠のどちらにも汚れが付きます。


なお、現像途中の段階でもサムネイルを右クリックして「I want a sample now !」を選べばその状態での保存が可能です。その場合も現像自体は止まらずに続きます。


現像途中だとこんな感じ。


このソフトがモデルにしているポラロイド社製のインスタントカメラ「One600 Classic」は10枚撮りなので、10枚撮ってみました。


そしてもう一枚撮ろうとドラッグ&ドロップしたところ「カートリッジが空っぽです。ソフトを再起動して下さい」と言われてしまいました。なんという再現度の高さ。


さらに、現像途中で写真をドラッグしたまま「振る」と完了までの時間を短縮することが可能です。実験してみたところ、通常では完了までに「約3分25秒」ほどかかったのですが、必死に振りまくった場合は「約40秒」まで短縮できました。

なかなか味のある写真を作ることができるので、できた写真を友達に送ってみるのもいいかもしれません。

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in レビュー,   ソフトウェア,   アート, Posted by darkhorse_log

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