熱海を代表する老舗「ホテル大野屋」とはどんなホテルなのか見てきた
本日11月19日、熱海でも有名な「ホテル大野屋」が民事再生法適用を申請しました。かつては熱海最大手のホテルとして多くの団体客が訪れ、客室稼働率も非常に高かったそうですが、バブル崩壊とその後の景気低迷によって経営状況は苦しかったとのことです。
そんな「ホテル大野屋」はこの夏に「熱海 ラブプラス現象 キャンペーン」が行われて脚光を浴びました。今から考えると、熱海に数あるホテルの中でも特に有名なホテルである大野屋がこういったキャンペーンに参加してくれるというのは、ノリの良さもあったのでしょうが、経営があまりいい状態ではなかったというのも一因なのかも知れません。
ちょうど、最近「ホテル大野屋」へ行く機会があり写真を撮影していたので、「ホテル大野屋」がどういうホテルなのかというのを改めて紹介します。
熱海のホテル街。この写真に写っている範囲外にも数多くのホテルがあります。
遠くの山の上に見えているのは熱海城。お城ではありますが、歴史上ここに城が建っていたことはなく、後年建てられたもの。ただし、築城には最適な場所だったので、関東の有力な戦国大名だった北条氏は水軍の根拠地としてここに築城を考えていたとのことです。
その近くに見えているのは熱海秘宝館。おそらく日本中に数ある秘宝館の中でも特に有名なものなのではないでしょうか。
そして、これがホテル大野屋です。
「熱海・ローマ風呂 大野屋」ということで、館内にあるローマ風呂(ローマ時代の公衆浴場を模した大浴場)が非常に有名。ローマ風呂の中はホテル大野屋 お風呂のご案内から見ることができます。
スタジオジブリの映画「おもひでぽろぽろ」(高畑勲監督・1991)でも、主人公の一家がホテル大野屋を訪れ、ローマ風呂に入っているシーンが描かれています。ちなみに、作中で描かれているのは旧ローマ風呂。現在は改装が加えられていますが、作られた当時のコンセプトは失われていません。
客室はこんな感じ。夏に行われていたラブプラスキャンペーンの時は1人宿泊でもこのように2人分の布団が敷かれていたそうで、この宿泊時はすでにキャンペーンは終了していたのですが、2組の布団を寄せて敷いてくれていました。
部屋からの眺望。低層階ですが、海が望めます。
確かに老舗だけあって多少施設に古さを感じるところもありましたが、まさかここまで経営が苦しい状況だったとは思いませんでした。
ゲームの中では何度も泊まっていろいろな想い出があるけれど、実際のホテル大野屋には行ったことがないというカレシ(ラブプラスプレイヤー)は、これを機に行ってみてはいかがでしょうか。
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