2010年09月30日 10時53分乗り物

全米で最も盗まれている車No.1はアコード、車が無事戻ってくる確率は過去最低を記録

アメリカの連邦保健犯罪局(NICB)によると、昨年のあいだにアメリカで最も盗難された件数の多い車種はホンダのアコード(1994年製)だったそうです。盗難件数第2位はホンダのシビック(1995年製)、第3位はトヨタのカムリ(1991年製)。

自動車盗難の件数自体はここ数十年の減少幅の中では最大の17.1％減でしたが、同時に、盗難車が無事に戻ってくる確率も過去最低を記録したとのこと。

よく盗まれている車ランキングなど、その他の詳細は以下から。
Hot Wheels 2010 | https://www.nicb.org/

連邦保健犯罪局が発表した2009年盗難車データによると、よく盗まれた車のNo.1はホンダのアコード(1994年製)。古い車種が狙われるのは分解して部品として売りさばくためで、パーツごとだと保険がかけられていないからだそうです。一方、新車の場合は海外などへ運んで転売されるケースが多いようです。

FBI(連邦捜査局)のデータでは、自動車盗難の件数は6年連続で減少しており、2008年の盗難件数が95万6846台だったのに対して、2009年は79万4616台。NICBのJoe Wehrle社長兼CEOは「今年は8月までで9万7655台が盗難に遭い、戻ってきていない」と語っています。

NICBでは盗難対策として「自動車から離れるときはドアをロックし、キーを抜くこと」「盗難警告装置を取り付けること」「イモビライザー(電子キー照合システム)をつけること」「追跡装置をつけること」の4点を挙げています。

なお、2009年の盗難車ランキングはこんな感じだったそうで、ランキングには毎年ほとんど同じ車種が入っているそうです。

第1位：ホンダアコード(1994年製)