これがヒーローの本当の姿、絶体絶命という場面にさっそうと現れて一肌脱ぐ人たちのムービー
「一肌脱ぐ」「助太刀する」といった言葉はおとこ気あふれ何ともかっこよい響きで、人生に一度は誰かのピンチにさっそうと一肌脱いでみたい、と思う人も多いかもしれません。しかし、そういった一肌脱ぐような場面に遭遇することはなかなかなく、いざそのような場面に遭遇したとしても実際動けるかどうかは疑問です。例えば通りすがりの誰かが命の危険にさらされているような時でも、下手に助けようとすると「ミイラ取りがミイラに」という展開もあり得ます。
そんな貴重な「一肌脱ぐ」場面、通りすがりの普通の人々がヒーローとなる場面を収めた手に汗握る動画を集めてみました。
動画は以下から。まずはこちらの動画。アルゼンチン・ブエノスアイレス近郊のTigre Partidoで監視カメラがとらえたものです。
Video captures near train collision | Video | Reuters.com
踏切を渡る車の列。よく見ると左奥の遮断機は下りているようですが、大丈夫なのでしょうか……。
白いバンが線路に立ち往生してしまいました。電車が近づく中、停車中のバイクの後部からさっと男性が飛び降り、バンに駆け寄ります。
グググっと人力で線路の外へ。
左から電車が迫ってきますが……
間一髪で避けることができました。
現実世界の「スーパーマン」は、青いレオタードや赤いマントに身を包んだ超人ではなく、いざという時にこうした超人的な力を発揮する通りすがりの名もなき人々なのかもしれません。
ハイライトシーンだけを抜き出したインパクト大のGIFアニメーションもあります。GIF画像だと若干早回しなこともあって「スーパーマン」っぽさが増しているかもしれません。
tumblr_l50qvvmB2E1qahhxwo1_400.gif (GIF 画像, 277x170 px)
現実にはなかなか目撃する機会も当事者となる機会もない、通りすがりの普通の人が「ヒーロー」となる瞬間をとらえた映像をほかにもいくつか集めてみました。
まずは駅のホームから転落した男性を、電車を待っていた女性がためらいなく飛び込み助ける場面。ヒーローというよりヒロインと呼ぶべきでしょうか。
YouTube - Heroic Woman Saves Man
こちらは、燃えさかるアパートに閉じ込められた母親と息子と2匹のネコを通りすがりのスケーターたちが窓から受け止めて助ける様子を、持っていたビデオカメラで撮影したもの。
YouTube - FIRE RESCUE. REAL, FAMILY SAVED FROM A BURNING FLAT
1階への通路が炎で阻まれていたようで、火の手がまわっていない側の窓から子どもやネコを降ろしています。
こちらの動画では、ウィスコンシン州ミルウォーキーの住宅街で2歳と4歳の2人の子どもと母親の乗った車が木に衝突し横転・炎上、通行人や近所の住宅から走り出てきた住民たちが危険を顧みず救出にあたります。
Surgeon: Strangers saved life of boy trapped in burning SUV - CNN.com
2歳の赤ちゃんとお母さんは、フロントガラスに開けた穴から比較的すみやかに救出できたのですが、4歳の男の子はシートベルトが絡まり身動きがとれず、車の外からでは誰も手が届かない位置に。住民らが家から持ち寄った消火器で火勢を抑える中、最終的には居合わせた非番の消防士が車の中へ入り、近所の人が持っていたポケットナイフでシートベルトを切断し、男の子を助けることができました。男の子は重度のやけどを負い一時は重体だったものの、命は助かったとのこと。
子どもたちの父親は救助にあたった人々を天使になぞらえ、感謝を表しています。窓を割る物や消火器、水道につないだホース、毛布などさまざまな物を手に家を飛び出してきた近所の住民たち全員がヒーローとなったともいえるのではないでしょうか。
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