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PS3のCellプロセッサを応用、動画を爆速エンコードする拡張カード「WinFast HPVC1111」


PS3に搭載されている高性能なCellプロセッサの技術を応用した、高度な映像処理などが可能な東芝の「SpursEngine」プロセッサを搭載した高性能拡張カード「WinFast PxVC1100」が発表されたことを2008年9月にお伝えしましたが、さらにパワーアップした「WinFast HPVC1111」が登場しました。

なんと1枚のカードに「SpursEngine」プロセッサを4枚搭載したという、ある意味とんでもないモデルとなっています。

詳細は以下から。
プレスリリース: 高性能画像処理ボックス「WinFast HPVC1111」発売のご案内

このプレスリリースによると、リードテックジャパンは9月中旬からPCI-Express×4対応の高性能画像処理カード「WinFast HPVC1111」を発売するそうです。


「WinFast HPVC1111」は東芝のメディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine」4基を1枚のカードに搭載したモデルで、1つの作業を分散して処理することはできないものの、MPEG-2形式およびH.264形式の動画をリアルタイムで4系統同時に処理することが可能。

また、MPEG-2からMPEG-2形式への変換やMPEG-2からH.264形式への変換、そしてH.264形式からH.264への変換などを実時間よりも高速に処理することが可能であるほか、さらに独自の映像処理アルゴリズムを利用して、パソコンへ取り込んだビデオなどのSD画質映像をフルHD画質へ変換する超解像技術も備えています。

これが「WinFast HPVC1111」です。「SpursEngine」を4基搭載しているため、ファンも4つに。なんだか発熱が気になりますねこれは…。


なお、対応OSはWindows XPとWindows Vista、Windows 7で、対応ソフトとしてペガシスの高画質マルチビデオエンコーダーソフト「TMPGEnc 4.0 XPress」とSpursEngineファイル出力対応プラグイン「TMPGEnc Movie Plug-in SpursEngine」がバンドルされています。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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