メモ

短期間に「激太り」した人は、体重がすぐに戻っても、太りやすい体質が数年間は続く


いわゆる「ヤケ食い」「ドカ食い」「むちゃ食い」などの短期間の暴飲暴食により一気に体重が増えた人は、その増えた分の体重をすぐに元に戻すことができても、その後少なくとも数年間におよび太りやすくやせにくい状態が続くということが、スウェーデンで行われた実験により明らかになっています。

詳細は以下から。Abstract | Long-term increase of fat mass after a four week intervention with fast food based hyper-alimentation and limitation of physical activity

スウェーデン・リンショーピング大学の研究者らが行った実験では、平均年齢26歳の18人の被験者が、4週間にわたり運動を控え(1日5000歩以内)、ファーストフードを中心に過剰に食べる生活(摂取カロリー平均70%増)を送り、この間いつも通りに食べいつも通りに運動していた対照グループとの間で、実験開始時と4週間後、半年後、12ヶ月後などの変化を比較しました。論文はNutrition & Metabolism誌に掲載されています。

4週間にわたり「過食生活」を行った18人には平均で約6.4kgの体重増加が見られ、DXAスキャンでは除脂肪量と脂肪量の両方が増加していましたが、6ヶ月後にはほとんどが元に戻っていたとのこと(平均4.7kg減)。12ヶ月後には体重は実験開始時と比べ1.5kg多かったのですが、DXAスキャンでは除脂肪量は実験開始時と変化ないのに対し、脂肪量が1.4kg増えていることがわかりました。つまり、「過食生活」により増え、その後減らずに残った分の体重は、ほとんどが脂肪として蓄えられていたということです。

さらに、2年半後の測定では、対照グループの体重は実験開始時とほとんど変化がなかった(平均0.1kg増)のに対し、「過食生活」を経験したグループでは実験開始時より3.1kg増加していたそうです。これは、短期間の過栄養状態であっても長期的な脂肪量増加効果があると示唆しています。

短期間で無理やり太る必要がある人々、というと役作りのために増量・減量を繰り返すハリウッドスターなどを連想しますが、長期的リスクを考えると、「1kgいくら」という「役作り増量手当て」をもらっていてもおかしくないかもしれません。

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in メモ, Posted by darkhorse_log