「木曜洋画劇場」の流れを汲むテレビ東京の「水曜シアター9」が終了へ、42年以上の歴史に幕
1968年に放送開始されたテレビ東京の「木曜洋画劇場」が2009年に終了し、現在はその流れを汲む「水曜シアター9」が放送されていますが、なんと終了してしまうことが明らかになりました。
最近ではひたすらジャッキー・チェン主演の映画を放送する「真夏のジャッキー祭り」を行うなど、独特のラインナップから映画ファンの人気を集めていた同番組ですが、これにより42年以上続いたレギュラー映画番組はテレビ東京のゴールデンタイムから姿を消すことになります。
詳細は以下から。
テレビ東京の映画情報番組「シネ通!」でコラムなどを手がけているダークボ氏のTwitterによると、「木曜洋画劇場」の流れを汲む「水曜シアター9」が9月いっぱいで終了となるそうです。
Twitter / ダークボ: 【残念なおしらせ】「水曜シアター9」は、9月いっぱい ...
なお、午後1:30から放送されている「午後のロードショー」は10月以降も継続しますが、すでに深夜の映画枠も終了しているため、テレビ東京のレギュラー映画番組は「午後のロードショー」のみとなるとのこと。
Twitter / ダークボ: なお、「午後のロードショー」は10月以降も継続します ...
ゴールデンタイムでの映画放送が完全になくなるというわけではなく、特番という形での放送はあるとされていますが、今までのように吹き替え版を独自に制作する機会はほとんど無くなると思われる上に、機会があったとしても「らしさ」などは失われると考えられるため、木曜洋画劇場に携わっていたダークボ氏は「残念でなりません」と述べています。
Twitter / ダークボ: ゴールデンタイムでの映画が完全に無くなるわけではなく ...
ちなみに今のDVDには日本語音声が収録されていますが、テレビ用の吹き替えは方法論の異なる別の文化であるため、残るテレビ朝日の「日曜洋画劇場」や日本テレビの「金曜ロードショー」に対して、文化を継承することを望んでいます。
Twitter / ダークボ: 今やDVDには当然のように日本語音声が入り、劇場での ...
また、ダークボ氏が入社したころは1年間に放送する映画が800本を超えていたそうです。
Twitter / ダークボ: 俺が入社した頃は、1年間に放送する映画が800本を超 ...
時代の移り変わりとはいえ、多くの人が親しんできた番組が終わってしまうことや、映画に触れる機会が減ってしまうことに対して、寂しさを感じる人も多そうですね……。
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