取材

第22回なにわ淀川花火大会レポート、ド真ん前で鑑賞可能な「淀川花火観覧船」は3万円の価値あり


昨年も花火記事作成のために利用した「淀川花火観覧船(特別納涼船)」ですが、今年度はなんと昨年度の「ここはちょっと……」と思っていた欠点を克服しており、「一生に一度なら利用しても良い、という程度の3万円」から「これなら3万円の価値あり」という感じになりました。そもそもこの船よりも近くで見る方法はもう花火師にでもなるしかありません、それぐらい近く、視界いっぱいに花火が広がります。何より近すぎて音のタイムラグがほとんど無いのが感動的。

ちなみにこれが高いか安いかというと、ウェスティンホテル大阪の場合は1室5万5000円~70万円、ホテル阪急インターナショナルは3万円、ホテル阪神は3万2000円~3万4000円なので、花火を見る位置のことを考えると悪くない選択肢です。

というわけで、今回の花火大会はどうだったのかというレポートと「淀川花火観覧船」のレビューは以下から。
淀川花火観覧船 オフィシャルサイト|第22回 なにわ淀川花火大会 観覧船から大迫力の花火をご覧いただけます
http://www.yodogawahanabikanransen.com/

これが申し込んで郵送で送られてきた一式セット。お弁当引換券と地図、それから乗船同意書が付いています。乗船同意書は事前に署名と住所の記入が必要で、当日はチケットとこの同意書を持っていきます。


阪神野田駅で降りて花火会場へ。途中でいろいろな店がここぞとばかりに露店状態。これはファミリーマート。


やる気満々です。


出入りも激しく、帰りはこのコンビニの前が一番混雑してます


さらにとことこ前進


キューリの浅漬けやパイナップルを売っているのを発見


鶏の唐揚げ300円、フランクフルト300円、明らかに家庭用のホットプレート。


クレープも売るという気合いの入りっぷり。


こっちはセットで売ってます


ビールもあり。


昔ながらの中華そば屋も今日は必死


餃子があるというのが珍しいかも。


ここは寿司や割烹料理


売っているのはなんとマジで寿司、これはすごい。子どもを店番に使っているのもポイントか。


向かいの道路にも縁日の出店みたいなものを発見


電柱の側で売る強者も。いいのか……?


さらにその向かい側ではまたしても唐揚げとフランクフルト、もはや定番中の定番


「撮ってくれやー!」と叫んでいたので撮影


さらにその次には幼女が店番。


軒並み100円、確実に最安値


そして怒濤のごとく売りまくっていたのが花火会場の一番近くで売っていたここ。


もう笑いが止まりませんなぁ!といった満面の笑み。がんばれ。


逆サイドの道路ではこんな感じ……勝ち組と負け組がはっきりと現れます。


そんなこんなで橋の近くまで到着


ぞろぞろと堤防を降りるために進んでいるのが見えます


ここから入ります


このゲートの開いている時間は19時まで。


さらに歩きます。


ふと見ると何やらブルーシートが。


ブルーシートどころか、机とか椅子まで持ち出してもはや準備万端


みんな陣取り始めています


駅から15分ほど歩いて、堤防の下への坂道に到着。乗り場案内の子どもを発見。


この時点で17時17分、会場の端っこだと割とまだ余裕です


が、会場中央に近づくにつれてこんな感じに……人だらけ。


さらに無人場所取り禁止の立て看板を発見。一人当たりの場所取り面積まで指定されているとは……。


そして観覧船乗り場に到着。場所的には、阪神大震災で緊急物資の運搬のために設置された海老江船着場になります。


「淀川花火観覧船」の乗り場はこんな感じです。

YouTube - 「淀川花火観覧船」の乗り場


今回の観覧船が前回よりも著しく改善したのがコレ、全席禁煙。前回までは禁煙と喫煙が入り交じってひどいことになっていたのでこれは大進歩。副流煙に悩まされずに済みます。


到着直後


まだがらがらです。一番早い人は開場の17時よりも前から並んでいたそうで。


長さは48メートル、今回は360名が乗ります


船内販売もあり。アルコール400円、ソフトドリンク200円などなど。高めなので事前に途中のどこかで買って持ってくるか、あるいは自宅から持参するのが吉。いろいろな人を見て回りましたが、一番すごいグループはクーラーボックス満タンにしていろいろ持ってきていました。


17時半頃の様子。この日はまだあまり直射日光が直撃しなかったため、過去数年間の中では雨の降った年を除いて一番涼しい感じ。


ちょっと増えてきました


ちなみにこれが乗船受付。ここでチケットとこの同意書を見せると、どのテーブルのどこに座ればいいかが指示されます。


これは船内販売のドリンク


こっちは枝豆とかいろいろ


手洗い


トイレ。全部で4箇所。


和式となっており、右にある黒いスイッチを踏むと消毒液が流れる仕組み


17時50分頃、段々と人で詰まってきました


ぐるりと見回してみるとこんな感じです。

YouTube - 淀川花火観覧船をぐるりと見回してみる


18時18分頃、あっという間に陽が沈んでいきます


ほぼ満員に。


18時25分頃、お弁当到着。作ったのは大阪の飲茶・香港料理・中国茶の「皇月」(大阪本町)


中華料理っぽいものの詰め合わせ


野菜っぽいグループ


右下にあるだんごはあんこ入りなので一番ラストに食べるのがオススメ


左下のシューマイが中に具が山ほど入っていてグッド、めちゃくちゃウマウマ。


で、あと小さなウーロン茶付き。


そして18時37分頃、出発。


阪神高速11号池田線とJRの下をくぐる瞬間はこんな感じです。

YouTube - 淀川花火観覧船が阪神高速11号池田線とJRの下をくぐる


自家用の船で来る人はこの阪神高速の下まで。ここから先は進めません。


岸は人だらけ。


花火を打ち上げる船が見えてきました。長さ20メートル幅8メートルの船を9連結しており、100キロの人間が1000人乗っても安全とのこと。ちなみにこの淀川花火観覧船は2台でさらにその1.7倍の重さにまで耐えるようにできているそうで。マジですか……。


間近で見るとこんな感じ。

YouTube - 第22回なにわ淀川花火大会の花火を打ち上げる船


堤防の斜面みたいなところが簡易ナイロンシートと座布団のパノラマシート。エリア指定の自由席で3000円。手前にあるのが十三会場でブロック指定の自由席、7500円となっており、お弁当・お茶・テーブル・パイプイス付き。


見えている階段は中央階段。帰りはここが恐ろしく混みます。


これは納涼船3隻。完全指定席で1万8000円、お弁当・お茶・テーブル・パイプイス付き。最前列の場合、打ち上げ終了から阪急の十三駅まで戻るのに2時間かかることもあるとか。


YouTube - 第22回なにわ淀川花火大会の納涼船の様子


さらに太鼓の演奏が開始。

YouTube - 淀川花火観覧船の太鼓演奏その1


YouTube - 淀川花火観覧船の太鼓演奏その2


観覧場所に到着、梅田側の夜景がきれいです


大体こんな感じ。

YouTube - 淀川花火観覧船で第22回なにわ淀川花火大会の会場に到着


船の上はこんな感じで照らされているため、非常に明るい


YouTube - 第22回なにわ淀川花火大会打ち上げ直前


なお、打ち上げ前になるとトイレがめちゃくちゃ混むので、こころもち早めにトイレに行っておいた方が正解です。


そして打ち上げ開始。

第22回なにわ淀川花火大会オープニング「8号玉10発一斉打ち上げ」


第22回なにわ淀川花火大会「水中打ち込み花火」「水中スターマイン」「ワイドスターマイン」、さらに新作花火など


第22回なにわ淀川花火大会フィナーレ、豪華で大迫力の「かむろ菊」大連発


打ち上げ終了。岸の方では早速ぞろぞろと人が帰り始めています。


特に中央階段がすごい


YouTube - 第22回なにわ淀川花火大会終了、中央階段激混み


元の船着場に到着したのは21時10分頃。


ぞろぞろと降ります、足下が揺れるので注意


あとはこのまま来た道を戻るだけなのですが、行きの2倍ぐらいかかります。阪神野田駅から行きが15分なら帰りは30分という感じ。


ぞろぞろ


というわけで、へろへろになって編集部に戻って速攻で花火記事を入れました、という次第。


ちなみにこの船専属の警備船が5隻も周囲を巡回しており、セキュリティ的にも、帰りの足としても、割と優秀です。あとはイスはともかくとして、テーブルがもうちょっと広ければ言うことはないのですが、船の床面積的にこれが限界っぽい。もうあと残すところはトイレと洗面ぐらいか?段々と穴が少なくなってきており、特に今回の禁煙措置はかなり大きいと感じました。GJです。

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in 取材,   動画, Posted by darkhorse

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