UQ WiMAXが商用サービス開始1周年を記念した発表会を実施、モバイル無線LANルーター新機種や基地局の倍増も
他社を圧倒する下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsの通信速度を実現した次世代通信サービス「モバイルWiMAX」が、今年の7月にサービス開始1周年を迎えます。
そして本日開催された、1周年を記念した発表会の様子をお届けします。
詳細は以下から。
「ネットへビュン!」のCMでおなじみとなったネコの看板もありました。
まもなく発表会が始まります。
2010/06/07 11:12
UQコミュニケーションズ株式会社 | 「WiMAX Speed Wi-Fi」の展開について
http://www.uqwimax.jp/news_release/201006071.html
さまざまなWi-Fi対応機器からWiMAX経由でインターネットアクセスを可能とするWi-Fiルーターのラインアップを「WiMAX Speed Wi-Fi」と総称して普及を進める、とのこと。
2010/06/07 11:13
新製品は以下の4つ。
・URoad-7000
3つのカラーで楽しむ手のひらサイズ一体型モバイルルータ
・Egg iWWR-1000J
5つのカラーで楽しむ卵型モバイルルータ。連続利用5時間の長持ちバッテリー。
・AtermWM3400RN
小型・一体型のホームWiMAXルータ無線LANに加え有線LANポート搭載「らくらく無線スタート」に対応
・WMX-GW02A-BK
新たにブラックモデル登場。無線LANに加え有線LANポートも搭載した分離型ホームWiMAXルータ
2010/06/07 11:21
「URoad-7000」はこんな感じで、既に公式ページあり。
http://www.shinseicorp.com/news/100607_01.html
2010/06/07 11:25
「AtermWM3400RN」は先週発表されてるもので、公式ページもあり。
WM3400RN|製品情報|AtermStation
http://121ware.com/product/atermstation/product/wimax/wm3400rn/index.html
2010/06/07 11:29
速攻で書いた。
UQ WiMAXのモバイル無線LANルーター3機種、超速攻フォトレビュー
発表会で紹介されたUQ WiMAXの強み。縛りや解約ペナルティが無いのは他社と比較して大きなアドバンテージとなっています。
家電量販店やプロバイダなどと提携して販路を拡大中
モバイルパソコンでは標準搭載となりつつあるWiMAX
高速通信を実現したモバイル無線LANルーターなどを提供しているため、「話題のタブレット端末でもWiMAXがベスト」ということのようです。
2010/06/07 11:40
UQコミュニケーションズ株式会社 | UQ WiMAX 端末半額キャンペーンの実施について
http://www.uqwimax.jp/news_release/201006072.html
WiMAXデータ通信カードが半額になる「UQ WiMAX 1周年記念 端末半額キャンペーン」を本日より開始。完全定額プラン「UQ Flat」、あるいは2段階定額プラン「UQ Step」を新規契約すると、WiMAXデータ通信カードが半額に。2010年8月22日までの期間限定。
2010/06/07 11:51
速報記事を追加。
UQ WiMAXが基地局倍増やサービスの高速化へ本腰、将来的には下り最大330Mbpsに - GIGAZINE
2010/06/07 11:55
半額キャンペーンの公式ページは以下から。
UQ WiMAX端末 半額キャンペーン | 高速モバイル通信、高速モバイルインターネットのデータ通信カードUQ WiMAX
http://www.uqwimax.jp/campaign/hangaku1006/
質疑応答は以下。
Q:
野坂新社長の就任予定は?
「PCからPC以外へもWiMAXの普及を」ということだが、どのような施策を考えているのか。
A:
6月14日に就任ということになります。
UQとしては「マルチデバイス」ということを考えており、すでに200円で対応機器を追加できるサービスを提供していますが、いろいろなものをまとめて1ヵ所のゲートウェイで使ってもらうことを目指していきたいと考えています。
また、3Gと大きく異なるのは、ディレイ(遅延)が少ないことと、すでにネットワークに接続できる状態が維持できる点です。常にネットワークに繋がっているということは機器開発者にとっての負担を下げることもできますし、ディレイが少ないということは新たなアプリケーションを生むのではないかと考えています。3Gと比較してSkypeの遅延が少なく、映像のストリーミングも遅れずに快適に視聴できるようになっています。
Q:
ロシアのWiMAXを推進していた「YOTA」がLTEに移行するという話が出ているが、WiMAXを展開してきたプレーヤーが移住に興味を持っている現状についてどう思うか、UQは興味を持っているのか。
A:
先週YOTAと都内で会合を行いましたが、ロシアの6都市くらいで現行のWiMAXを展開するということで聞いております。弊社ではモバイルWiMAXの技術開発を行っていますが、YOTAでは技術が足りない側面もありまして、今後についてはこちらでも競技しますし、先方の動きを見て行きたいとも思っています。
また、将来的に何億台ものデバイスがインターネットにつながっていくのではないかと予想されていますが、iPhoneのようなスマートフォンの産み出すとんでもないとトラフィックが3Gネットワークを埋め尽くしてしまうという事態がすでに発生しています。
我々は2015年になるよりも前に、トラフィックの増大で現在割り当てられた帯域だけでは足りなくなると見込んでいます。1つの通信方式だけでなく、LTEやWiMAX、既存の3Gのネットワークをうまく使ってカバーしていかないといけないのではないかという共通認識が事業者に広がっています。
ロシアのYOTAも両方のネットワークを合わせて、あふれるほどのトラフィックを処理していこうと考えているようです。アメリカでもいくつかの無線システムを利用してトラフィックを処理していこうと考えています。我々は通信規格などを超えた先があると考えており、そういった世界でビジネスを作っていこうと考えている。
Q:
2011年末に80万人という加入目標を掲げていますが、内蔵パソコンや「WiMAX Speed Wi-Fi」の割合はどうなりますでしょうか。また、今後の実効速度30Mbpsなどの高速化については、ファームの更新で対応するのか、それとも新規に対応端末を買わないといけないのでしょうか。
A:
イーモバイルさんは半分以上がモバイル無線LANルーターとなっているようです。弊社でも半分以上はMVNOでサービスを提供しており、パソコンは37機種、出荷ベースだと3割がWiMAXに対応していますが、今後ますますWiMAXが搭載されると考えられ、内蔵パソコンが5割というのは難しいかもしれないけれども、上げていきたいと考えています。また、アクティベーションの比率も上げていきたいです。
増速については現行の実効速度20Mbpsまではファームウェアのアップグレードで済むものが大半でしたが、30Mbps以上になるとファームウェアのアップグレードで対応できるものと、新たに対応した機器を購入する必要が発生するものとに分かれます。
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