レビュー

GPUの性能をフル活用したエフェクトが美しいフリーの画像ビューア「SuperSlide」


Windows環境で動作するスライドショービューア「SuperSlide」はスライドの切り替わりに「GPU」の性能をフル活用を用いた美しいエフェクトが堪能できます。ハードウェアアクセラレーションを用いているため、画像の拡大縮小や回転が非常にスムーズに行えます。

また、バックグラウンドで画像を先読みすることによって次の画像の表示を素早く行う機能、画像を見ながらあらかじめ指定したフォルダへコピーや移動が可能、実行ファイルのみで起動可能で他のファイルは不要、キーボードでほとんどの操作が可能であるなどシンプルながらもしっかりとした作りになっています。

詳細は以下から。
実際のスライドショー表示やぬるぬる動く拡大縮小回転の表示などのデモ動画はこちら。

YouTube - 「SuperSlide」でのスライドショー表示


YouTube - 「SuperSlide」での画像の回転拡大縮小


SUPERSLIDE

Windows版の実行ファイルのダウンロードはこちら

ファイルをダウンロードした後、セットアップファイルを実行すると次のようなウィンドウが表示されますので「I Agree」をクリック。


「Next」をクリック。


「Install」をクリック。


インストールは一瞬で終わりますので「Close」をクリック。


すると、次のようなダイアログが表示されますので「はい」をクリック。


「SuperSlide」が起動します。


スライドショーを見るためには、まず見たい画像ファイルを含んだフォルダをこのウィンドウにドロップします。


続いて、メニューバーから「Slideshow」を選択し、「Start / Stop Slideshow」をクリックするとスライドショーが開始します。


なお、全画面表示にする場合にはメニューバーから「View」を選択してから「Go Fullscreen」をクリック。


また、通常の画像閲覧モードでは左ドラッグで画像移動、右ドラッグで拡大縮小となり、左クリックまたはキーボードの「Space」キーか「k」キーを押すことで次の画像へ進み、「Back space」キーを押すことで前の画像に戻ります。

今見ている画像ファイルを別のフォルダに移動させたい場合には、次のような手順を踏みます。まず、メニューバーから「File」を選択してから「Move」をクリックします。


次のような移動先を指定するためのダイアログが表示されますので、「Browse」をクリック。


「フォルダーの参照」ダイアログでは移動させたい先のフォルダを指定して「OK」をクリック。


「Select 1」をクリック。


これで移動できました。これ以降はキーボードの「m」を押してから、キーボードの「1」を押すことで指定したフォルダにファイルを移動することができます。


画像ファイルのコピーに関してはまずメニューバーから「File」を選択してから「Copy」をクリックします。あとはファイルの移動の場合と同様の手順でOK。


削除はキーボードの「Del」キーを押すと次のようなダイアログが表示されますので、よければ「OK」をクリックでファイルは「ごみ箱」に移動します。


操作法については、メニューバーから「Help」を選択してから「Show/Hide Help Screen」をクリックでヘルプが表示されます。


ヘルプは簡素です。


キーボード操作一覧はこちら。ほとんどの操作はキーボードで行うことができます。

キー機能
F1ヘルプを表示・非表示
i画像情報を表示・非表示
Enterフルスクリーン切り替え
Altメニューを表示(フルスクリーン時)
Esc終了
Space, 右クリック次の画像へ
H次の画像へ(遷移効果省略)
BackSpace, 左クリック前の画像へ(遷移効果省略)
Oファイルを開く
Shift+Oフォルダを開く
Aスライドショーの開始・停止
Cファイル複製
Mファイル移動
F2ファイル名変更
Deleteファイル削除
Sスライド順をシャッフル
Nスライドを名前順に
Dスライドを時間順に
Sスライドをサイズ順に
Vスライド並び順を逆に
左クリックからドラッグ画像表示の移動
右クリックからドラッグ画像表示の拡大・縮小
矢印キー画像表示の移動
+, -画像表示の拡大・縮小
L, R画像左・右回転
b, Shift+b画像の明るさ変更
t, Shift+T画像のコントラスト変更
0画像表示設定をリセット
1画像を100%表示
2~9シャープネスの変更(2がぼやけて、9がくっきり)


なお、メニューバーから「Advanced」を選択してから「Preferences (Options)」をクリックで設定ウィンドウが表示されます。


設定ウィンドウはこんな感じ。スライドショー関連の設定は右の「Timing」グループで、画像エフェクトの速度は「Transition speed scale」から、スライドショー画像の切り替え速度は「Automatic Viewing: Interval between images (in seconds)」から変更します。また、「File Associations」グループから「Select All」をクリックして、「Startup Options」グループから「Start with slideshow running」と「Start Fullscreen」をチェックする設定にしておくと、画像をダブルクリックでスライドショーがフルスクリーンで開始するようになります。


ちなみに「Startup Options」グループから「Allow multiple injstances」をチェックしておくと、複数起動が可能になり次のようにスライドショーを同時に動作させることも可能です。

YouTube - 「SuperSlide」を多重起動してみる


なお、対応拡張子はJPG, PNG, TGA, BMPと必要なもののみ最小限にといった感じです。また、実行ファイルサイズは436KBとコンパクトで、かつ実行に他のファイルは不要なため、実行ファイルをUSBに移しておけばさっと起動して画像を確認するという用途にも使えそうです。


なお、このツールの作者であるRyan Geissは「Winamp」の有名なビジュアルプラグインであるMilkDrop2の作者でもあり、現在はXbox 360上でモーションや音声によるコントロールを行うデバイスである「Project Natal」(コードネーム)の開発に携わっているとのこと。

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in レビュー,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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