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ついに「iPad強盗」が発生、被害者は後遺症が残る大ケガ


4月3日にアメリカで発売され、1週間足らずで45万台を超える売り上げを記録したほか、あまりの売れ行きにアメリカ以外での販売が1ヶ月延期されることとなったAppleのタブレット端末「iPad」ですが、ついにiPadを狙った強盗事件が発生しました。

ヒット商品を巡る強盗・恐喝事件は日本でも過去に発生しており、1990年代中ごろに発生した人気スニーカーを狙った「エアマックス狩り」や、ファミコンソフト「ドラゴンクエストIII」を購入できなかった少年による恐喝事件などが挙げられますが、今回の事件は被害者に深刻な後遺症を負わせる痛ましいものとなっています。

詳細は以下から。
iPad Thief Rips Off Victim's Pinky, Too - CBS News

この記事によると、アメリカのコロラド州に住む59歳の男性、Bill Jordan氏はカナダに住む同僚のに頼まれたため、アップルストアでiPadを購入したそうです。


そしてiPadが入ったバッグの取っ手の部分を左手に絡めて持ち、アップルストアを出て自動車を止めてある有料駐車場に向かおうとしたところ、突然何かに強く手を引かれたため振り返ると、2人の若い男がバッグを奪おうとつかんでいたとのこと。

Jordan氏はバッグを奪われないように体重をかけて引き戻そうとしましたが、指に絡んだ取っ手がねじれ、そこに双方による強い力が加わったため、Jordan氏の小指の先の肉がそげ落ち、骨と皮だけになるという大ケガを負ったとされています。

今回被害にあったBill Jordan氏


最終的に犯人たちはJordan氏のiPadを奪い取った後、ショッピングモールを走って逃げていますが、防犯カメラの映像にはアップルストアを出たJordan氏を追っている犯人たちの様子が映っており、どうやら最初からiPadを奪うための犯行であったことは明確であるようです。

なお、病院に運ばれたJordan氏は小指の先を切断しなければならず、犯人たちに対して「たった2~3年程度で使い物にならなくなるようなもののために、私の人生や私の家族の生活にどれだけの影響を与えたのかを理解して欲しい」と述べています。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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