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タブレット型ネットブック「IdeaPad S10-3t」をはじめとするレノボ新製品の体験イベントに参加してきました


堅牢なノートパソコンThinkpadのメーカーとして知られるレノボ。ThinkPadをはじめとする「Think」シリーズはビジネス向け製品群で、もう一つ「Idea」シリーズというコンシューマー向けの製品群があります。ThinkPadがビジネスマンに愛用されているように、コンシューマー向けにも、ウルトラモバイルのUシリーズやエンターテイメントモバイルのYシリーズなどを提供しているレノボですが、2月27日からタブレット型のネットブック新製品の発売を開始しました。

レノボ・Sシリーズは本格機能を備えたシリーズとなっており、最新機種であるS10-3tではタッチパネルを採用して直感的な操作が可能になっています。今回、このIdeaPad S10-3tをはじめとするLenovoの最新機種を触る機会があったので、ぺたぺたと触りつつ、詳しく機能説明を受けてきました。

イベントの様子は以下から。
到着したのは六本木にあるレノボ・ジャパン。


会議室に通されると、机の上には早くもIdeaPad S10-3tが用意されていました。


早速いろんな角度からじっくりと眺めてみました。どれどれ……。


Sシリーズ新機種はこのS10-3tとS10-3の2つ。両者には内部機能の差はほとんどなく、S10-3はアイソレーションキーボードになっている、S10-3tはタブレット機能があるという違いの2点だけです。前シリーズであるS10-2と比べると横幅が少し広がって、キータッチが良くなったとのこと。


ディスプレイは回転可能。


天板はかなりシンプルなデザインで、電源やバッテリー、HDDアクセスのランプが左上にまとめられていました。


取り付けられているのは8セルの大容量バッテリー。


8セルの大容量バッテリーと4セルの軽量バッテリー。デフォルトは8セルのもので、9時間駆動を実現しています。


大きい分だけ少しだけ高さが変わっています。


4セルバッテリーを装着させてもらいました。


「ああ、なるほど」とすんなり落ち着く形に。


張り出しも目立たず、カバンからの出し入れが多い人や、持ち運ぶ頻度が高い人はこちらの方がよいかも。


本体背面、2箇所に吸気口が設けられています。


Thinkpadの開発拠点は神奈川県大和市にあるのですが、ideapadは中国に拠点があるため、最初に天板が送られてきたときはバリバリ海外仕様のものだったそうです(写真左側のもの)。日本のビジネスマンはこういった派手なデザインは好まないため、もっと落ち着いたものを……ということで、今のデザインに落ち着いたそうです。


天板は黒一色なわけではなく、うっすらと柄がついていてオシャレ。


キーボードにも柄がついています。それほど目立つものではないのが日本人の感性に合わせたデザインなのかも。


とある機種で、カラーが白と黒というのも…ということで、黒を青に変更してピンクをラインナップに追加、白・青・ピンクという3色で発売したことがあったそうです。(赤はボツに)


結果、白がシェアの半分以上を占め、青はその半分、ピンクはさらにその半分だったそうです。担当の方は「僕は赤がいいと思ったんですが…」と残念そうでした。3倍の処理速度で動きそうで、人気が出そうですよね。


このほか、「高級感が欲しい」という要望を出したところ、皮の天板が届いたそうです。これは日本市場には合わないだろうということで採用が見送られました。


「シャンパンゴールドが受けているらしい」といったところ、出てきたのは左上のキラキラのもの。問題はこれがどれぐらい売れるだろうか、ということで、そういう数字を考えたりするのが日本の総責任者の仕事なのだそうです。


天板の裏側。簡単に取り外し・取り付けができる構造ではなさそうですが、着せ替えケータイのように着せ替えパネルを販売したら一部のファンの人には受けそう。


イベント参加者はみんなS10-3tに夢中です。


ということで、こちらも外観ばかり見ていないで、機能面に触れていきます。


OSを立ち上げなくてもLinuxベースのメニューから登録したプログラムを起動させられる「クイックスタート」や、電源を入れる前にウイルススキャンやデータリカバリが可能な「ワンキーレスキュー」などの便利機能はもちろんですが、見ていて「これはっ!」と思ったのは顔認証機能「ベリフェイス(VeriFace)」。ThinkPadには指紋認証が搭載されていますが、IpeaPadは家庭用・個人用ということもあって搭載していません。その代わりに顔認証が搭載されたというわけ。登録した顔を使ってWindowsへのログオンや、スクリーンセーバーからの復帰などが可能になっています。

実際に、ベリフェイスに使用するための顔を登録してもらいました。目が不気味に白く光っていますが、ちゃんと認識しているという証拠ですね。


登録が完了しました。


動画で見るとこんな感じ、2分とかからずに登録を終えることができます。この時は逆光気味でちょっと登録には不向きな環境だったようですが、しっかりと認証登録されています。
Lenovo IdeaPad S10-3t搭載の顔認証機能「ベリフェイス」に顔を登録する


ベリフェイスを使ってログオンする様子があまりに早かったので、もう一度やってもらいました。パスワードを打ち込む必要はなく、顔をかざすだけで一瞬でログオンできます。その時間、わずか5秒ほど。文字で書かれていると「へえ、そんなことができるんだ」と落ち着いて納得できますが、実際にやっているところを見たときは「映画の中のテクノロジーかよ!」と驚きました。
Lenovo IdeaPad S10-3t搭載の顔認証機能「ベリフェイス」でログオン


1、ベリフェイスの画面が出る…


2、カメラの前に顔をかざす…


3,ログオン完了。まさにあっという間の出来事でした。


ネットブックは持ち歩いて使用することが多くなりますが、そうなると怖いのがハードディスクの保護。ハードディスクドライブは中に円板(プラッタ)が入っていてそれをヘッドで読み取る仕組みになっているので、振動があるとヘッドがプラッタを傷つけてしまい、データが読み取れなくなる恐れがあります。それを防ぐために搭載されたのが「アクティブプロテクションシステム(APS)」です。これはLenovoのU150やU350などに搭載されていたもので、振動を感知するとヘッダがプラッタ上から退避してディスクを守るというもの。天板に傷が入ったり、キーボードが壊れたりしても修理は可能ですが、ハードディスクだけは壊れたからといって交換してもデータが戻ってこなければ意味がありません。このシステムの搭載を待っていた人は少なくないのではないでしょうか。

実際に、振動を与えてもらいました。場合によっては、軽い揺れの後に衝突が待っているかもしれないので、その最初の振動を感知してディスクを保護しているというわけ。
Lenovo S10-3t搭載のアクティブプロテクションシステムを実演


ちなみに、電車に乗っている間もずっと振動はあるためAPSが勝手に動作してしまうのでは?と考えてしまいますが、ちゃんと継続的な振動については無視するオプションがあるので、よく電車や自動車で移動しながら作業をするという人でも安心です。

今回触らせてもらったのはS10-3tだけではありません。こちらはLenovo G560。エントリーノートブック機の最新機種で、15.6型のHD液晶を搭載したモデルです。


液晶が大きいだけでなく、キーボードもテンキー付き。


カバンに入れて持ち歩くことを想定しているS10-3tネットブックと、省スペースな据え置きマシンとして扱われるG560の大きさの違いはこんな感じ。


「親ガメの背中に子ガメを乗せて」なイメージです。


このマシンは必要な機能が揃っているベーシックなノートブックですが、特にマルチメディア機能には力が入っており、動画鑑賞を楽しめるよう、タッチセンサー式のスイッチキーを押すだけでノーマルモードからムービーモードに切り替わるOneKey Theater機能を搭載しています。この機能では、ディスプレイの彩度やコントラスト、アンチエイリアスなどの設定を動画再生に最適化するほか、サウンドもMaxxAudioによって周波数を拡張、ドラム音や高音を可聴域で出力するようになります。

スイッチ一つで切り替えている様子はこんな感じ。流れているのがサンプル映像なため、ちょっとわかりづらいかもしれません。このあたりは後日、詳細なレポートをお届けする予定です。
Lenovo G560搭載の「OneKey Theater」機能デモンストレーション


これはデスクトップ機IdeaCentre Lenovo A600


大型ディスプレイは21.5型のフルHD16:9ワイド液晶(1920×1080)。


キーボードとマウスはワイヤレスです。


側面に電源やカードリーダーなどを備えています。


背面。


USBポートは側面のものとあわせて合計6つ。


向かって右側面にスロットインDVDマルチドライブを搭載。


手前にIdeaPad S10-3tを置いてみました。キーボードと同じぐらいのサイズなんですね。


これはBluetooth内蔵の4in1リモコン。


ストラップをつけて手に持つ様子は、なにかゲーム機のコントローラーを連想させますが……


実際、これでゲームを遊ぶことができるそうです。


さっそく、ボウリングゲームをやってもらいました。
Lenovo IdeaCentre A600のリモコンでボウリングゲームを遊ぶ


お次はテニスに挑戦。「なるほど!」という感じですね。
Lenovo IdeaCentre A600のリモコンでテニスゲームを遊ぶ


最後はオールインワン型デスクトップ「Lenovo C305」。


20型16:9ワイド液晶を搭載したモデルです。


幅484mm、高さ359mm、奥行き55mmというコンパクトな設計。


トレイインDVDマルチドライブを搭載しています。


色はパールホワイトとランプブラックの2色。


ということで、新機種をいじっていじっていじくり倒したイベントは終了。さらに機能を探っていくため、次の記事では実際にいろいろなことに挑戦してみます。

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in レビュー,   取材,   ハードウェア,   広告, Posted by logc_nt

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