生き物

朝露にぬれて眠る昆虫たちをとらえた美麗なマクロ写真いろいろ


が降りた植物やクモの巣が朝日を浴びて輝く様子は写真の被写体としてよく見かけますが、結露した昆虫の写真というのは少し珍しいのではないでしょうか。

クモの巣や草の葉、木の枝などが結露するときには、露が降りる夜の間その葉っぱや枝に止まって眠っている昆虫たちにも露が降りるはずですが、夜が明けて活動的になった昆虫はカメラを持って近づくと飛び去ってしまうため、動かない植物などと比べ撮影は困難です。そこで、アマチュアカメラマンのMiroslaw Swietek氏は、深夜の森を徘徊して昆虫を探し、至近距離でフラッシュをたいて撮影するそうです。


詳細は以下から。The stunning pictures of sleeping insects covered in early morning dew | Mail Online

Miroslaw Swietek氏はポーランド南西部ドルヌィ・シロンスク県Jaroszow村在住、37歳の理学療法士で、趣味の写真歴は2年半とのこと。昆虫やトカゲの写真を撮るのが特に好きで、村の周囲の森林の自然環境の中で撮影するそうです。

これらの写真はSwietek氏が深夜に懐中電灯を持って家の近所の森で昆虫を探し歩き、わずか数ミリから数センチという至近距離でフラッシュ撮影したもの。「午前3時から4時ごろには、虫たちは眠い状態なので写真を撮るのは簡単だけど、見つけるのはとても難しい」とSwietek氏は語っています。昆虫は人間のように「眠る」ということはないのですが、ほとんど動かず外的刺激に反応しにくい不活発な状態にはなるそうです。


水滴がレンズのようにトンボの複眼を拡大しています。背景がオレンジ色の写真は朝日が昇り始めたあとに撮影されたもののようです。


ガの羽に付いた水滴は大小さまざま。小さな水滴が合体して大きくなっていくのでしょうか。


細かい水滴にびっしりと覆われた触覚や脚はビーズ細工のように見えます。


ハエも水滴に覆われると別の生き物のようです。


トンボ。 Swietek氏は本や図鑑で昆虫の種類を確認するそうですが、露に覆われている状態なので種まで特定することは不可能な場合がほとんどとのことです。

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in 生き物, Posted by darkhorse_log

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